2021年7月5日
雇用統計通貨で方向感模索の展開か? 「7月5日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
先週末は雇用統計が発表され、強弱入り混じる結果から方向感が出てくるような値動きには繋がりませんでした。
株式市場にとってはFRBによる引き締め前倒しに繋がらない結果に好感して株価上昇、米株3指数はそろって最高値を更新しています。
株価の上昇などからリスクオン相場となり、円安が資源国通貨高が進んでいます。
本日は米国が独立記念日で休日、米株や米債券市場は休場です。
金融政策に繋がるような重要指標の予定もない事から、方向感を模索する展開が予想され、NY市場では閑散相場が予想されています。
目次
◎本日の注目点
1)経済指標
本日は直接金融政策に影響を与えるような経済指標はありませんが、注意しておきたい経済指標がいくつかあります。
豪州は小売売上高と建築許可件数の発表が予定されています。
豪州では住宅価格の高騰が注目されていて、住宅関連指標は注目されています。
また、どこまで消費活動が戻ってきているのか、小売売上高に注目しています。
今週の注目、RBA理事会を控えていることから豪指標は注目しておきたいと思います。
欧州指標はユーロの頭が重くなっていることから、ネガティブサプライズに注意しておきたいと思います。
本日はフランスやドイツなど、欧州のサービス業PMIの改定値が発表されます。
改定値なので、大きな乖離は出てこないと思いますが、ネガティブサプライズが出てくれば大きくユーロが売られるのではないかと思います。
特に、最近の欧州ではデルタ株など変異型コロナウイルスの感染拡大が懸念されており、経済活動の低下が懸念されていることからネガティブサプライズの可能性はあるのではないかと思っています。
◎本日のイベントスケジュール
7月5日(月曜日)
米国休場(独立記念日)
10:00 JPY 黒田日銀総裁発言
10:30 AUD 豪小売売上高・建築許可件数
10:45 CNY 財新サービス業PMI
14:00 JPY 日銀地域経済報告(さくらレポート)
16:00 TRY トルコCPI(消費者物価指数)
16:45 EUR イタリア総合・サービス業PMI(改定値)
16:50 EUR フランス総合・サービス業PMI(改定値)
16:55 EUR ドイツ総合・サービス業PMI(改定値)
17:00 EUR ユーロ圏総合・サービス業PMI(改定値)
17:30 GBP 英総合・サービス業PMI
7月6日(火曜日)
02:00 EUR デギントスECB副総裁発言
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