2019年3月28日
飽きてきた英国議会、今日は米要人発言も多数予定! ~3月28日の注目点とイベントスケジュール~
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日(今朝)は、英国議会で多くの離脱関連法案の採決が行われてきました。 ただ、1つも決まったことはありません。 何も進まないまま、迷走しています。 欧州では、ECB関係要人発言でハト派発言が続いています。
ニュージーランド中銀も、次の政策は利下げの可能性大とハト派にシフト、世界的に緩和政策に動いています。
昨日は、上記の通りユーロとニュージードルが売られています。 今日は米要人発言でドルが動く日になるのだろうかと思ています。
目次
◎本日の注目点
1)米要人発言
本日は、米GDPが発表されます。 確定値なので予想と結果がずれることは稀ですが、ズレた場合は動く可能性があります。
また、GDP発表前後に要人発言が多数予定されています。 世界的景気減速やハト派姿勢についてどのように発言があるか注目しています。 ドル円は、110円前半で動きづらい状況です。 今日のGDP・発言がキッカケで動き出す可能性もあるので注目しておきたいと思います。
2)英国議会
昨日の英国議会では、合意なき離脱から離脱の撤回まで、8項目にわたる採決が行われました。 結果、全て否決となりました! 英国議会では何も決められない状況となっています。
そんな中、メイ首相は保守党内の会合で、離脱案がまとまった時点で辞任すると表明した模様です。 離脱案が可決した段階なのか!? 離脱後なのか!? ハッキリとした時期については定かではありませんが、この辞任を条件に賛成票を獲得したようです。
色々な案を採決しても決められなかったことから、再度メイ首相の離脱案に賛成票が集まるのではないかと見られています。 3回目の離脱案採決が実施されるのか!? また、採決の結果に注目が集まります。(今日実施するかは不明)
3)トルコスワップ
トルコ中銀の売りスワップが注目されています。 トルコリラを売ると、莫大な金利がかかるようになっています。
トルコ中銀(エルドアン大統領)のリラ防衛策の一つではあると思いますが、かなりの強硬策なので破綻が懸念されてます。 このような金利政策は長期間続くとは思えないので、世界的に狙われています。 金利が下がったと同時にトルコリラ売りが一気に始まる可能性があるので要注意です。
◎本日のイベントスケジュール
3月28日(木曜日)
09:00 NZD NBNZ企業信頼感
16:00 GBP 住宅価格指数
18:10 EUR デギントスECB副総裁発言
19:00 EUR ユーロ圏消費者信頼感指数
19:15 EUR ノボトニー・オーストリア中銀総裁発言
20:15 USD クウォールズFRB副議長発言
21:00 CZK チェコ政策金利発言
21:00 EUR クノット・オランダ中銀総裁発言
21:30 USD GDP(確定値)
21:40 EUR ビルロワ・フランス中銀総裁
22:00 EUR ドイツHICP(消費者物価指数)
22:30 USD クラリダFRB副議長発言
23:00 USD ボウマンFRB理事発言
3月29日(金曜日)
英国・EU離脱期限
米中閣僚級貿易協議(最終日)
00:30 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁発言
02:00 USD 7年債入札
02:15 USD ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁発言
04:00 MXN メキシコ政策金利発表
05:00 NZD オアRBNZ総裁発言
06:20 USD ブラード・セントルイス連銀総裁発言
06:45 NZD 建築許可件数
09:01 GBP Gfk消費者信頼感指数