2018年8月13日週の注目イベントと注目点!

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2018年8月12日

2018年8月13日週の注目イベントと注目点!

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

8/13(月曜日)

15:00 SEK スウェーデン失業率

8/14(火曜日)

11:00 CNY 中国鉱工業生産・小売売上高
15:00 EUR ドイツCPI(消費者物価指数)・HICP・GDP
16:00 HFU ハンガリーGDP
17:30 GBP 雇用者数増減・失業率
18:00 EUR 欧州GDP

8/15(水曜日)

09:30 AUD Westpac消費者信頼感指数
16:00 TRY トルコ失業率・財政収支
17:30 GBP CPI(消費者物価指数)
21:30 USD 小売売上高
23:30 USD 原油在庫量

8/16(木曜日)

08:50 JPY 貿易収支
10:30 AUD 雇用者数増減・失業率
17:00 NOK ノルウェー政策金利発表
17:30 GBP 小売売上高
18:00 EUR 貿易収支
21:30 USD フィラデルフィア連銀製造業指数

8/17(金曜日)

07:30 NZD 四半期PPI
08:30 AUD ロウRBA総裁発言(半期に1度の議会証言)
16:30 AUD エリスRBA総裁補佐発言
18:00 EUR CPI(消費者物価指数)
21:30 CAD CPI(消費者物価指数)
23:00 USD ミシガン大学消費者信頼感指数

8/18(土曜日)

02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント

  は指標トレード予定

 

 

◎先週の振り返りと今週の注目点


1)トルコショック(トルコ vs 米国)

先週末 ”ショック” といっても良いほどの暴落を引き起こしたトルコリラ」!!

トルコショックは東京クローズからN.Y.オープンにかけて起こりました

週明け、東京市場がどのような反応するか注目です。

週末の間に、トルコリラに対する扱いを見直し、証拠金維持率の変更をした業者もあります。

また、ロスカットを値洗い時に行う業者もあります。

週明けオープンと同時にリラ売りが入る可能性もあります。

個人のFXポジションだけではなく、オプションやリラ建て債券などが、どのような反応をするか注目です。

 

今後のトルコはどうするのか?

エルドアン大統領はどうしたいのか?

いまいちわかりませんが、エルドアン大統領とトランプ大統領の動向から目が離せない1週間になりそうです。

トルコに関しては、以下にまとめてみました。参照ください。

 

トルコリラ暴落! 2018年8月10日トルコショック⁉まとめ

 

2)日米通商協議

本来は先週の1番の注目点だったはずの日米通商協議

トルコショックの裏で、日米通商協議は不調となり、9月に延期(持ち越し)となりました。

 

3)人民元安

中国は人民元安が続き、9週連続人民元安対ドルで最安値に近づきつつあります。

原因はドル高にもあるのですが、中国も関税・貿易戦争の対抗手段の1つにしているようにも思います。

人民元安は米国も注視しているので要注目です。

 


米ドル./人民元 週足チャート

 

4)米中貿易・関税問題

上記の人民元安とも関わることですが、米中間で貿易・関税戦争が悪化しています。

23日より追加関税・報復関税と米国・中国ともに引けない状況です。

単純に関税合戦になった場合、輸入量の違いから米国が有利といわれています。

トランプ大統領は13日までニュージャージーで夏休みの予定

今後の対応や発言には注目したいです。

 

5)世界株安

先週のトルコリラ下落の影響でユーロも下落。

円・フラン・米ドルが買われて、リスクオフ相場に突入か?

 

※8月10日クローズ時の通貨強弱グラフ

 

株価を見渡しても、世界的に下落しています。

週明け東京市場の反応も気になります。

 


※8月10日クローズ時の世界の株価

 

6)Brexit交渉

Brexit交渉も白紙離脱や国民投票のやり直し。

メイ首相の交替。

欧州の銀行による白紙離脱確率60%発言などと、Brexit交渉の先行き不安からポンドも大きく売られています。

とうとう対ドルで ”1.300”を割り込み、年初来安値を付けています。

急に、交渉決裂でいきなり離脱なんてこともあり得なくはない状況になってきました!

 


GBP/USD 日足チャート 

 

7)欧州金融・政治問題

欧州の銀行が持つトルコ債などはどうなのだろうか?

トルコ債がデフォルトなんて事になると、欧州の金融危機(ギリシャ危機)の再来!

しかし、EU(欧州連合)としては、トルコには難民の緩衝地帯となってほしいので、簡単には切り捨てられないのではないかと思います。

また、EUの中でもスペイン・イタリア・ドイツと政権問題を抱えている国、ギリシャやイタリアなど経済・金融問題を抱えている国もあります。

欧米では夏休み(日本も盆休み)なので、どこまで発言があるかわかりませんが気を付けたいと思います。

 

今週は日米欧と多くの国で夏休みとなり、相場が閑散としています。

そんな中で、大きな事件や発言があるとフラッシュクラッシュのような事が起きやすいです。

リスク管理には十分に気を付けて、トレードに向かいたいと思います。

今週もよろしくお願いします。

 

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