2020年12月27日
2020年から2021年へ、年末年始のフラクラは!? 「12月28日週の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
2019年の年始はアップルショックからドル円は大きく下落するというフラッシュクラッシュが起きました。
今年もドル円は円高がジリジリと進み、100円が見えてくる水準まで来ています。
先日の一部報道で菅政権は100円そ守りたいとの噂が出てきたり、正月でのフラッシュクラッシュが警戒されます。
また、英国とEUの離脱が完了するなど、歴史的な正月を迎えます。
ポンドのボラティリティが高くなり、ポンド発のフラッシュクラッシュの可能性も気になります。
年末年始、取引する機会は減ると思いますが、注目だけはしておきたいと思います。
目次
◎今週の注目点
1)離脱合意
先週末に合意した英国とEUの離脱協議が今週のポイントとなりそうです。
ポイントは大きく分けて3点。
・合意内容
・EU加盟各国や英議会での批准作業
・1月1日からの英国とEUの実影響
12月31日で英国はEUからの離脱が完了する。
離脱することで関税が発生したり、入国管理が始まり、新たな検査体制が始まる予定です。
また、サービスの認可条件や法律も英国とEUで変わってきます。
その他にも物理的国境を置かないとしたアイルランドと北アイルランドの国境の管理をどうするのか、安全保障に関する協力をどうするのか、漁業権に関してどのような妥結となったのかなど、これからの英国とEUの関わり方が少しづつ明らかになっていくと思われます。
その際、色んな所で支障が出てくると思われるので、その支障がどこまで影響するのかがポイントになってくると思われます。
あと、無いとは思いますが合意内容を、英議会もしくはEU加盟国が否決すると合意が無かったことになってしまいます。
英議会では一部議員が合意内容に反対しているという噂もあります。
30日に議会を開くと言っているので、こちらも注意しておきたいと思います。
2)クリスマス明け
今週はクリスマス休暇明けです。
欧米ではクリスマスが明けると日本などよりも一足早く、新年度のポジション作成が始まります。
クリスマス休暇中に英EU離脱協議が合意し不安要素が少なくなったということで、今まで手控えていた人たちも動き出しそうな気がします。
クリスマス休暇の前と後で、流れが変わる転換点となる可能性があるので注目しておきたいと思います。
特にポンドのボラティリティは高くなるのではないかと注目しています。
◎今週のイベントスケジュール
12月28日(月曜日)
ニュージーランド(NZ)、豪州、英国、カナダ、(以上、ボク
08:50 JPY 日銀主な意見
12月29日(火曜日)
全国証券取引所 大納会
23:00 USD 米ケース・シラー住宅価格指数
12月30日(水曜日)
00:00 USD 米消費者信頼感指数
22:30 USD 米貿易収支
12月31日(木曜日)
韓国、ポーランド、スウェーデン、ノルウェー、ドイツ、スイス
NZ、豪州、香港、シンガポール、英国などは短縮取引
米債券市場は短縮取引
英国の欧州連合(EU)離脱移行期間終了
00:00 USD 米中古住宅販売保留
00:30 USD 原油在庫量
10:00 CNY 中国製造業・非製造業PMI
20:00 TRY トルコ金融政策決定会合議事要旨
1月1日(金曜日)
オセアニア、香港、中国、シンガポール、欧州圏、英国、米国、