5月25日~26日の注目点

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2018年5月25日

5月25日~26日の注目点

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

05月25日(金曜日)

EU財務相会合(ブリュッセル)

16:00 EUR ビルロワドガロー仏中銀総裁発言
17:30 GBP 英GDP
21:30 USD 耐久財受注
22:15 EUR クーレECB理事発言
22:20 USD パウエルFRB議長発言
23:00 USD ミシガン大学消費者信頼感指数

05月26日(土曜日)

南アフリカ 格付け会社S&Pが債務格付け発表

00:45 USD カプラン・ダラス連銀総裁発言
00:45 USD エバンス・シカゴ連銀総裁発言
00:45 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁
02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント

 

昨日は北朝鮮が核実験施設破棄との報道があったと思ったら、トランプ大統領から米朝首脳会談の中止が発表されました。

個人的には、米朝首脳会談がすんなりとうまくいくとは思っていなかったので、想定内のことでしたが、マーケットは過剰に反応したように感じます。

日経平均は一時200円安の急落、米長期金利も急落、金(Gold)価格は急騰と世界的にリスクオフに傾きました。

 


米10年債利回りチャート

 

今後、米金利が2.8%付近まで下がってくる(2.8%を割り込む)ようなことがあれば、ドル円の流れも変わりそうな気がします。

 

 


USD/JPY日足チャート

 

ただ、北朝鮮関連の報道の多くは短期的な動きになることが多いので、様子を見たいです。

本日は、要人発言が多数予定されているので、要人発言(特にパウエルFRB議長)に注目と、金利と株価に注目したいと思います。

 

また、今日は五十日・週末要因と、米国・英国は3連休前なので、ポジション調整は注意したいと思います。

 

 

昨日からの要人発言

北朝鮮外務次官(朝鮮中央通信)
「北朝鮮は米国に対して対話を請わない」
「米朝首脳会談の再考を提案」

オアRBNZ(NZ準備銀行)総裁
「金融システムは、金融危機に対して免疫があるわけではない」

菅官房長官
「いかなる貿易協定も世界貿易機関(WTO)協定と整合的であるべきであり、米国の貿易規制の今後の動向を注視していく」

世耕経済産業相
「米国の自動車輸入関税が発動された場合、世界の市場を混乱させる」
「米国に対して、いかなる貿易上の措置も世界貿易機関(WTO)に整合的であるべき」

ロス米商務長官
「外国からの自動車輸入により、米国の自動車産業が侵害されている証拠がある」
「商務省は、自動車輸入が、米国経済を弱体化させているか否か、安全保障を脅かす可能性があるか否か、本格的な調査を行う」

桜井日銀審議委員
「金融政策は、現在の適度な需給バランスの維持を目指すべきであり、無理な政策運営でバランスが崩れれば無用な経済の振幅を招く」
「当面は現行の枠組の下で、粘り強く緩和的な金融環境の維持に取り組むことが適当」
「イールドカーブ・コントロール政策は、予想物価上昇率や経済の成長力が高まるにつれて緩和効果を増幅する仕組みを内包している」

中国商務省報道官
「米国に対して対米貿易黒字の一定額の削減は約束していない」
「米国が通商協議で約束した措置を早期に履行することを期待」

メルケル独首相
「中国とドイツは、イラン核合意に関してイランを協調して支援していく」

李中国首相
「中国は、今後もユーロ債を購入し続けるため強いユーロが望ましい」

中国外務省
「米朝首脳会談が予定通り開催されることを望む」

プラートECB理事
「いくつかの低調な指標はあるが、ユーロ圏の景気は依然として好調」

コンスタンシオECB副総裁
「伊債利回りの急騰は、伊政権への懸念の高まりから」
「伊はEUの財政規律に従うべき」

英政府筋
「メイ首相は移行期間の延長を要請せず」
(2023年まで延長要請という報道を受けて)

バシリアウスカス・リトアニア中銀総裁
「(資産購入終了後)6カ月でECB利上げの可能性を否定しない」
「資産購入の終了時期を議論するとき、地政学リスクが注視される」

カプラン米ダラス連銀総裁
「中立金利は2.50%から2.75%」
「中立金利に向かい徐々に利上げすべき」
「金融政策はインフレの後を追う必要はない」

SARB(南ア準備銀行)
「CPI、2018年は平均4.9%を予測(3月予測4.9%)
「第2四半期のCPI平均は4.9%を予測(3月予測5.3%)
「CPI、2019年は平均5.2%を予測(3月予測5.2%)
「CPI、2020年は平均5.2%を予測(3月予測5.1%)
「コアインフレ、2018年は平均4.5%を予測(3月予測4.6%)」
「第2四半期のコアインフレは4.6%、第3四半期は4.6%、第4四半期は4.8%を予測」
「コアインフレ、2019年は平均5.1%を予測(3月予測4.9%)」
「コアインフレ、2020年は平均5.1%を予測(3月予測4.9%)」
「ドルの上昇、米国の利回り上昇、原油価格の上昇が南ア・ランド(ZAR)高を反転させている」
「当面の間、ZAR相場はボラタイルになると予測」

トランプ米大統領
「シンガポールでの金委員長との会談は取りやめる」
「最近の金委員長の発言には激しい怒りと敵意を感じる」
「歴史的に見て非常に悲しい」
「この時期に計画されていた首脳会談を開くのは適切ではない」
「いつか金委員長と会えるのを楽しみにしている」
「最近の北朝鮮の声明で、首脳会談をやめる決断を下した」
「北朝鮮への米国により最大限の圧力は継続する」
「核兵器の脅威が取り除かれたときのみ会談が行われる」
「金委員長は人民にとって正しい行動をするだろう」
「(北朝鮮と紛争が起こった場合)米軍の準備はできている」
「米朝首脳会談の中止、北朝鮮と世界にとって挫折」

ボスティック米アトランタ連銀総裁
「米朝首脳会談の中止には驚いている」
「貿易と地政学の不透明性は米経済を深めている」
「今年トータルで3回の利上げを予測」

ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁
「インフレが加速しなければ今年3回の利上げを予測」
「中立金利に近づいている」
「2019年には引き締めサイクルが終わる可能性も」
「中立金利からあまり離れないでほしい」

カーニーBOE(イングランド銀行)総裁
「(本日発表される1-3月期のGDP改定値について)第1四半期の成長が前回値通り弱かったら、第2四半期のデータを必ずしも調べる必要は無い」

バルニエ英EU離脱・欧州委員会首席交渉官
「ブレグジットで、いいとこ取りは受け入れられない」

朝鮮中央通信
「トランプ米大統領の米朝首脳会談中止決定は世界の希望に沿わない」
「北朝鮮は依然として、米国との問題を解決する意思ある」
「金委員長は、首脳会談開催に向けて最大の努力を払った」

金北朝鮮第1外務次官(朝鮮中央通信)
「北朝鮮は、米国との問題解決を常に受け入れる」

小野寺防衛相
「米朝首脳会談で重要なのは開催自体ではなく、核・ミサイル・拉致問題を前進させる機会となること。北朝鮮への警戒・監視は継続する」

麻生財務相
「米朝首脳会談の中止、北朝鮮への金融制裁が長引く可能性」

李中国首相(中独首脳会談)
「ドイツ企業に対して一段と扉を開く」

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