英雇用統計・カナダCPI(消費者物価指数)に注目! 「10月15日の注目点とイベントスケジュール」

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2024年10月15日

英雇用統計・カナダCPI(消費者物価指数)に注目! 「10月15日の注目点とイベントスケジュール」

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

昨日は日本・米国が休場で様子見ムードの強い1日でした。

 

為替市場ではドル高円安が進み、ドル円は一時149.98円と8月1日以来の高値を更新しましたが、節目の150.00円に観測されているオプション絡みの売りなどが相場の重しになり引けにかけてドル円の上値が重くなりました。

 

本日は英雇用統計やカナダCPI(消費者物価指数)などが予定されており、連休明けの日米も参加することからボラティリティが高まるのではないかと期待しています。

目次

◎本日の注目点

 

1)経済指標

 

英雇用統計・失業率・平均賃金

英中銀は先日のベイリーBOE総裁のハト派発言で利下げ期待が急上昇してきました。

雇用統計の結果が弱いものとなれば利下げ期待が進むのではないかと思います。

また、平均賃金にも注意しておきたいと思います。

平均賃金が低下してきていれば、人件費が低下してインフレの低下に繋がるのではないかと思います。

インフレが落ち着けば、経済に目を向けて利下げ期待が進むのではないかと思います。

 

 

 

カナダCPI(消費者物価指数)

来週のカナダ中銀は4会合連続で利下げが予想されています。

今回のカナダCPI(消費者物価指数)が予想よりも弱い結果となれば、来週のカナダ中銀で大幅利下げの期待も高まるのではないかと思います。

大幅利下げ期待が高まればカナダドル売りが大きく進むのではないかと注目しています。

 

 

 

NZ四半期CPI(消費者物価指数)

先日のRBNZ理事会で0.5%の大幅利下げが決定され、大きくNZドルが売られました。

今回のCPI(消費者物価指数)の結果が弱いものとなれば、年内最後の11月RBNZ理事会でも大幅利下げの可能性が高まるのではないかと思います。

そうなればNZドルの売りにも繋がるのではないかと思います。

 

 

 

2)要人発言

 

次回の金融政策発表に向けて、各要人発言の内容に注目です。

 

FRB

FRBは強い雇用統計などを受けて大幅利下げやハイペース利下げ期待が後退しています。

年内0.5%(0.25%×2回)の利下げを織り込んでいます。

タカ派の発言が多く出てくるのか、それともハト派の発言が出てくるのか、発言内容を受けて利下げ期待に変化が出てくるのか注目です。

 

 

 

ECB

ECBは11月理事会で追加利下げの可能性が高まっています。

0.25%利下げなのか、大幅利下げの可能性があるのか、12月理事会でさらに追加利下げの可能性があるのか、発言内容に注目です。

 

 

 

BOE

英中銀は前回会合で多数の据え置き票から据え置きが決定されました。

ただ、先日のベイリーBOE総裁のハト派発言で利下げ期待が急浮上してきました。

MPCメンバーから追加でハト派発言が出てこないか、利下げ期待が高まるのか発言内容に注目です。

 

 

 

RBA

RBAは主要中銀の中で唯一タカ派の中銀です。

他国と同調して利下げを進める必要はないとの姿勢を示しており、利下げ時期はもう少し先なのではないかと思います。

RBA要人からハト派な発言が出てこないか注目です。

 

 

 

RBNZ

RBNZは先日の理事会で0.5%の大幅利下げを決定しました。

RBNZの年内理事会は11月が最後となり、次は来年2月まで理事会がありません。

そのため11月理事会でも予防的に大幅利下げを進める可能性があるのではないかと予想されています。

大幅利下げについて発言が出てこないか、発言内容に注目です。

 

 

 

BOC

カナダは連続利下げを決定しており、来週の会合でも利下げを決定するのではないかと予想されています。

一部では0.5%の大幅利下げの可能性も予想されており、CPI(消費者物価指数)の結果次第では大幅利下げの可能性が高まるのではないかと注目されています。

経済指標の結果、CPI(消費者物価指数)の結果を受けて大幅利下げに前向きな発言が出てこないか注目しておきたいと思います。

 

 

 

日銀

日銀は追加利上げに注目が集まっています。

年内に追加利上げの可能性があるのか発言内容に注目です。

また、じわじわと円安が進んでおり、円安牽制発言も出始めています。

口先介入を含めた円安に対する発言にも注目しておきたいと思います。

 

 

 

3)リスク要因

 

イスラエルがイランに向けて報復攻撃をするのではないかとの報道が出ています。

核施設への攻撃はないと思いますが、石油施設への攻撃があるのではないかと懸念されています。

また、中東情勢の悪化からホルムズ海峡の閉鎖や中東全面戦争に発展しないか、中東リスクに注意しておきたいと思います。

 

 

 

 

◎本日のイベントスケジュール

 

10月15日(火曜日)

 

15:00 GBP 英雇用統計・失業率・平均賃金

18:00 EUR ユーロ圏・ドイツZEW景況感指数

21:30 USD ニューヨーク連銀製造業景況指数

21:30 CAD カナダCPI(消費者物価指数)

 

 

10月16日(水曜日)

 

00:30 USD デイリー・サンフランシスコ連銀総裁発言

03:00 USD 米月次財政収支

06:45 NZD NZ四半期CPI(消費者物価指数)

08:00 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁発言

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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