2023年7月20日
8月RBA理事会の利上げ可能性は!? 「7月20日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は英国のCPI(消費者物価指数)が発表され市場予想を下回り、コア指数も市場予想を下回ったことからポンド売りが加速しました。
ポンドドルでは一時200pips近い下落に繋がりました。
また、CPI(消費者物価指数)が弱かったポンドに次いで売られたのが円で、今週の植田日銀総裁のハト発言が円売りを底堅くしているようです。
本日は豪雇用統計の結果で再来週のRBA理事会に向けて織り込みがどちらの方向に進むのか決まるのではないかと注目しています。
目次
◎本日の注目点
1)経済指標
豪雇用統計
RBA理事会議事要旨から追加利上げの可能性が示唆されたことで豪経済指標に注目が集まっています。
雇用統計で強い雇用市場が確認されると8月理事会での利上げ期待が高まるのではないかと思います。
特に、現在は利上げも据え置きも決まっていない状況なので、どちらに織り込みが進むのかで豪ドル売りが進むのか、豪ドル買いが進むのか決まってくるのではないかと思います。
その重要指標の一つが雇用統計だと注目しています。
米失業保険申請件数・フィラデルフィア連銀製造業景況指数
FRBはインフレが根強い要因として賃金インフレに注目しています。
そのため毎週発表される失業保険申請件数は速報性の高い指標として注目されています。
新規失業保険申請件数が増えれば失業者が増えた、失業保険の継続申請が出てくるということは雇用が少なくなってきているというように雇用市場を確認しています。
雇用市場にゆるみが確認されれば年内利上げの後退に繋がりドル売りが加速するのではないかと注目しています。
2)要人発言
今週はFOMCを控えて米国はブラックアウト期間に突入しているため、要人発言はありません。
なので、今週の要人発言は日銀関連が中心です。
来週末に日銀金融政策決定会合を控えて、YCC(イールドカーブ・コントロール)の修正期待が高まる中で前向きな発言が出てくるのか、それとも現状維持に繋がる発言が出てくるのかに注目です。
ここ数週間でYCC(イールドカーブ・コントロール)の修正期待が高まり円買いが進んでいるため、否定発言が出てくる場合は円売りが進む可能性があるので注目です。
◎本日のイベントスケジュール
7月20日(木曜日)
10:30 AUD 豪雇用統計・失業率・労働参加率
16:00 EUR ビルロワ・フランス中銀総裁発言
20:00 TRY トルコ中銀金融政策発表
21:30 USD 米失業保険申請件数・フィラデルフィア連銀製造業景況指数
23:00 USD 米中古住宅販売件数
23:00 EUR ユーロ圏消費者信頼感指数(速報値)