2024年4月3日
ADPやISMなど経済指標と要人発言に注目! 「4月3日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は欧州最大の経済大国であるドイツの物価指標が発表され、市場予想を下回り物価の低下が確認されました。
中東ではイ
ロシアでは製油所がウクライナのドローンに攻撃を受け、ロシアとウクライナリスクも高まっています。
中東やロシアでの地政学リスクの高ま
本日は雇用統計の前哨戦としてADP雇用統計が発表されます。
その他にもISM非製造業景況指数やユーロ圏HICP(消費者物価指数)(速報値)なども予定されています。
経済指標の結果と要人発言に注目したいと思います。
目次
◎本日の注目点
1)経済指標
ユーロ圏HICP(消費者物価指数)(速報値)
予想:2.5%
前回:2.6%
ECBは6月にも利下げを開始、早ければ4月にも利下げを開始するのではないかと注目を集めています。
市場予想は前回値を下回っており、順調に物価は低下しており、市場予想を大きく下回る結果となれば4月利下げの期待がかなり高まるのではないかと注目しています。
ADP雇用統計
予想:149K
前回:140K
週末のNFP雇用統計・失業率の前哨戦としてADP雇用統計に注目です。
FRBは予想以上に強い米経済から利下げ時期を先送りするのではないかと注目されています。
強い雇用市場が確認された場合は、利下げ時期の先送り期待感がさらに高まるのではないかと注目しています。
ISM非製造業景況指数
予想:52.5
前回:52.6
米国経済の大部分は消費で占められれており、サービス業の景況感は重要視されています。
ISM非製造業景況指数は好不況の分岐点である「50」を超えており、好景気を予想しています。
市場予想は前回値をやや下回っていますが、それでも強い景況感をしてしており、結果が市場予想を上回る結果となれば利下げ時期の後退期待に繋がるのではないかと注目しています。
2)要人発言
コロナ禍から始まったインフレ抑制のための利上げラッシュも終わり、各国中銀の利下げ開始時期と回数に注目が集まっています。
FRBは年内利下げ回数が3回と予想されており、利下げ期待が後退し年内2回の利下げになるのではないかと注目されています。
また、11月には大統領選挙も控えており、選挙期間中の利下げの実施などにも注目が集まっています。
ECBは6月の利下げが既定路線となりつつあります。
一部ではさらに利下げの前倒しもあるのではないかと注目されています。
英中銀は先日の金融政策発表で利上げ支持はいなくなり、ベイリーBOE総裁は利下げについて前向きな発言が出てきており、利下げ期待が高まっています。
利下げに関する発言が今後増えてくるのか、ハト派スタンスが強くなるのか注目されています。
スイス中銀はサプライズの利下げを発表し、追加利下げが出てこないか注目されています。
また、スイスはフラン高に対する介入などの発言にも注目しておきたいと思います。
最後に日本は円安が進み、152円が強く意識されています。
先週はドル円が一時202
残るはレートチェックや介入準備などの発言を残すのみとなっており、本日も介入に関する発言やレートチェックが入らないかに注目しておきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
4月3日(水曜日)
10:45 CNY 財新サービス業PMI
18:00 EUR ユーロ圏HICP(消費者物価指数)(速報値)
21:15 USD ADP雇用統計
22:00 EUR デコス・スペイン中銀総裁発言
22:45 USD ボウマンFRB理事発言
22:45 USD 米総合・サービス業PMI(改定値)
23:00 USD ISM非製造業景況指数
23:30 USD 原油在庫量
4月4日(木曜日)
石油輸出国機構(OPEC)プラス、合同閣僚監視委員会
01:00 USD グールズビー・シカゴ連銀総裁発言
01:10 USD パウエルFRB議長発言
02:10 USD バーFRB副議長発言
05:30 USD クーグラーFRB理事発言