ADP雇用統計、ISM非製造業景況指数に注目! 「9月5日の注目点とイベントスケジュール」

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2024年9月5日

ADP雇用統計、ISM非製造業景況指数に注目! 「9月5日の注目点とイベントスケジュール」

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

昨日の東京市場は前日の米国株式市場の影響から株価は大幅下落、日経平均株価は年初来3番目の下げ幅となる-1638.70円となりました。

 

株価下落によるリスクオフで円高が進み、7月米雇用動態調査(JOLTS)求人件数が767.3万件と予想の810.0万件を下回ったうえ、前月の数値が下方修正されたことが分かると、米金融当局による大幅利下げ観測が高まり、米長期金利が低下し、全般ドル売りが加速し、取引終了間際にドル円は一時143.71円まで値を下げました。

 

本日は週末雇用統計の前哨戦ADP雇用統計と、ISM非製造業景況指数が予定されています。

市場予想を下回る結果が出てくると、ドル円がさらに下掘りするのではないかと注目しています。

目次

◎本日の注目点

 

1)経済指標

 

ADP雇用統計

週末の雇用統計の前哨戦としてADP雇用統計に注目です。

FRBが雇用市場に注目しているため、ADP雇用統計の注目度も高まっているのではないかと思います。

市場予想から±5万人の乖離が出た場合には、かなり大きな値動きになるのではないかと注目しています。

 

 

 

ISM非製造業景況指数

米国のGDPの大半を占めるサービス業の景況感を確認するためISM非製造業景況指数に注目です。

米国の非製造業が悪化しているようであれば利下げ幅拡大期待に繋がるのではないかと思います。

ISM非製造業景況指数もISM製造業景況指数と同様に、特に内訳の雇用指数に注目しておきたいと思います。

 

 

 

2)リスク要因

 

地政学リスクとしてウクライナ情勢や中東情勢が挙げられます。

どちらも武力行使を行っており、次の段階や最悪の段階に進む可能性に注意しておきたいと思います。

特にロシアが戦術核を使用した場合は大きくリスクオフが進むのではないかと思います。

 

その他にも米国大統領選挙に関する発言やヘッドライン、日本の自民党総裁選やその先の解散総選挙に関するヘッドラインに注目しておきたいと思います。

特に大統領選挙はトランプ候補とハリス候補が拮抗してきているため、どちらかに傾くような内容が出てきた場合はリスクオフが進む可能性があります。

 

また、日米ともに金融政策変更に注目が集まっています。

金融政策に関する発言やヘッドライン、観測から株価の下落に繋がりリスクオフが進む場合があります。

株価下落によるリスクオフにも注意しておきたいと思います。

 

 

 

 

 

◎本日のイベントスケジュール

 

 

9月5日(木曜日)

 

10:30 JPY 高田日銀審議員発言

12:05 AUD ブロックRBA総裁発言

21:15 USD ADP雇用統計

21:30 USD 米失業保険申請件数

22:45 USD 米総合・サービス業PMI(改定値)

23:00 USD ISM非製造業景況指数

23:00 EUR ホルツマン・オーストリア中銀総裁発言

 

 

9月6日(金曜日)

 

00:00 USD 原油在庫量

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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