2021年8月4日
ADP雇用統計にISM非製造業景況指数、米ドルの乱高下に注目! 「8月4日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日のRBA理事会は期待されていた追加緩和は発表されず、前回発表された引締め方針を維持しました。
追加緩和期待で売られた豪ドルが買い戻され、豪ドル上昇に繋がりました。
NZドルはNZ中銀が住宅ローンの引き上げを検討と伝わると、金利上昇からNZドルが上昇しました。
原油価格の下落やコロナ感染拡大懸念からリスクオフが進み、クロス円は円高が進みました。
ただ、円高が進んだものの、フランや米ドルが動いていないことからリスクオフの動きよりも夏休み・お盆を控えたポジション調整や実需の動きではないかとの見方も出ています。
目次
◎本日の注目点
1)米経済指標
本日の米国はADP雇用統計とISM非製造業景況指数と注目の指標が立て続けに発表されます。
ポジティブサプライズとネガティブサプライズが指摘され、米ドルの乱高下の可能性が懸念されているので要注目です。
ADP雇用統計
予想:69.5万人
週末のNFP雇用統計の前哨戦としてどのような数字が出てくるか注目されています。
失業給付の上乗せなどのサポート終了が就労意欲に繋がり、雇用増のポジティブサプライズに繋がる可能性が指摘されています。
ISM非製造業景況指数
予想:60.5
先日のISM製造業景況指数が予想を下回ったことと、足元でデルタ株の感染が拡大していることなどから、ISM非製造業景況指数はネガティブサプライズの可能性が指摘されています。
米経済はピークアウトが懸念されていて、ISM非製造業景況指数もピークアウトするのではないかと懸念されています。
また、デルタ株の感染拡大により、NYでは飲食店の入店にワクチン接種証明の提示規制など噂も出てきています。
再度の規制強化は、接客業・サービス業の景況感悪化に繋がります。
このことから本日のISM非製造業景況指数は、先日のISM製造業景況指数以上に注目が集まっています。
2)リスク要因
リスクオンとリスクオフが日々入れ替わる展開が続いています。
株価指数やVIX指数、原油価格、金利などを見ながら確認していきたいと思います。
リスク要因としては以下が注目されています。
・米債務上限による財源不足
・中国リスク
・中東でのタンカー攻撃に加え、イランによるタンカー拿捕疑惑
・デルタ株の感染拡大
◎本日のイベントスケジュール
8月4日(水曜日)
10:45 CNY 財新サービス業PMI
16:45 EUR イタリア総合・サービス業PMI(改定値)
16:50 EUR フランス総合・サービス業PMI(改定値)
16:55 EUR ドイツ総合・サービス業PMI(改定値)
17:00 EUR ユーロ圏総合・サービス業PMI(改定値)
17:30 GBP 英総合・サービス業PMI(改定値)
21:15 USD ADP雇用統計
22:45 USD 米総合・サービス業PMI(改定値)
23:00 USD クラリダFRB副議長発言
23:00 USD ISM非製造業景況指数
23:30 USD 原油在庫量
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