2022年6月29日
ECBフォーラムやNATO首脳会議開催! 「6月29日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は米国の6月消費者信頼感指数が予想を下回ったことで、物価高やFRBの引き締めによる消費の低下が懸念され米国株価は大きく下落しました。
ただ、米金利が上昇し日米金利差が意識された円安ドル買いトレンドが強く、指標によるドル円下落は限定的。
NY市場引けにかけてドル円は136.38円まで上昇しています。
本日も円安が進むのか、そろそろ口先介入が出てくるのか注目しています。
その他にも要人発言や指標などもあり、イベントとしてはECBフォーラムやNATO首脳会議、OPEC総会なども開催されることからボラティリティが大きい1日になるのではないかと期待しています。
目次
◎本日の注目点
1)要人発言
本日はECBフォーラム最終日で米英欧の中銀トップの講演が予定されています。
各中銀ともに次回の利上げ幅や年内の利上げ幅に注目が集まっているだけに、各中銀トップの講演には注目です。
また、その他にも要人発言が多数予定されているので注意しておきたいと思います。
2)リスク要因
昨日も円安が大きく進みました。
ドル円は22日の高値更新とはなりませんでしたが、それでも円安が意識される展開です。
本日は政府や日銀などから口先介入が出てくる可能性があるので注意したいと思います。
また、要人発言や経済指標の結果で22日の高値を抜けた場合、イッキに円安が加速する可能性があるので注目です。
また、米国では昨日の指標結果が弱かったことで株価が大きく下落し、リスクオフが進んでいます。
本日も要人発言や経済指標の結果次第では株価が下落する可能性があります。
株安の連鎖で世界的株安となればリスクオフが進む可能性があるので注意しておきたいと思います。
あと、月末要因には注意。
今日・明日は月末・四半期末・半期末の特殊フローが出やすいのではないかと思っています。
特に仲値やロンドンFIX付近は注意しておきたいと思います。
3)経済指標
本日はドイツHICP(消費者物価指数)と米GDPに注目です。
ドイツの物価上昇が予想以上だった場合はECBの7月0.5%利上げの可能性が意識され、株価下落に繋がる可能性があります。
また米GDPが予想を下回った場合は引き締めによる景気後退が意識され株価下落となる可能性があるので注意しておきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
6月29日(水曜日)
北大西洋条約機構(NATO)首脳会議(マドリード、30日ま
ECB年次フォーラム(ポルトガル・シントラ、最終日)
石油輸出国機構(OPEC)定時総会
10:30 AUD 豪小売売上高
16:00 EUR スペインHICP(消費者物価指数)
17:00 EUR デギントスECB副総裁発言
18:00 EUR ユーロ圏消費者信頼感指数(確定値)
19:00 EUR シュナーベルECB専務理事発言
19:30 USD メスター・クリーブランド連銀総裁発言
21:00 EUR ドイツHICP(消費者物価指数)(速報値)
21:30 USD 米GDP(確定値)
22:30 USD パウエルFRB議長発言(ECBフォーラムで演説)
22:30 GBP ベイリーBOE総裁発言(ECBフォーラムで演説)
22:30 EUR ラガルドECB総裁発言(ECBフォーラムで演説)
23:30 USD 原油在庫量
6月30日(木曜日)
00:30 USD メスター・クリーブランド連銀総裁発言
02:05 USD ブラード・セントルイス連銀総裁発言