2021年4月8日
ECB理事会議事要旨とパウエルFRB議長の講演 「4月8日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日もポンドは大きく売られ、資源国通貨売り、ドル買いフラン買いが起きていて、通貨の動きだけを見ているとリスクオフの動きとなっています。
ただ、株価や金価格、債権などを見ていると、為替市場のようなリスクオフは見えてきません。
ユーロ買いやポンド売り、資源国通貨の売りは、今まで一方的な動きだった分の調整ではないかとの見方と、リスクオフに流れが変わってきているとの見方に分かれているようです。
どちらの流れが本当なのかはわかりませんが、株式市場や債券市場がどちらの流れについていくのかがポイントとなりそうです。
本日は目立った指標もなく、注目点で上げているようなポイントから材料が出てこないか様子見の動きになるのではないかと思います。
目次
◎本日の注目点
1)ECB議事要旨
ここ数日ユーロは上昇しており、本日発表されるECB理事会議事要旨に注目している。
先日のECB理事会ではハト派内容となっており、そのままの内容であればユーロの反応は限定的ではないかと思われます。
ただ、ECB理事会の中でもハト派とタカ派が分かれており、タカ派のメンバー(意見)がかなり多かったというような内容であるとユーロ買いの要因になるのではないかと思われます。
また、ユーロ高についてもどのような内容が出てきているのかも注目しておきたいと思います。
2)要人発言
本日、パウエルFRB議長はIMF世界銀行春季会合に参加します。
今まで通りハト派な内容が予想されていますが、現在の好調な米経済と緩和政策の継続についてどのような内容を話すのか注目です。
緩和政策を続けて景気過熱が行き過ぎないのか、好調な経済は一過性なのかなど、緩和政策の継続の正当性をどのように話すのか注目です。
テーパリングの明確な条件や時期の前倒しなどに触れないか、FRBが金融政策の判断にしているポイントについて、FRBが懸念しているポイントなどについてどのような話をするのか注目です。
◎本日のイベントスケジュール
4月8日(木曜日)
G20財務相・中央銀行総裁会議
国際通貨基金(IMF)世界銀行春季会合
17:30 GBP 英建設業PMI
20:30 EUR ECB理事会議事要旨
21:00 MXN メキシコCPI(消費者物価指数)
21:30 USD 米新規失業保険申請件数
4月9日(金曜日)
00:00 USD ブラード・セントルイス連銀総裁発言
01:00 USD パウエルFRB議長発言
03:00 USD カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁発言
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