2020年11月19日
EUサミットでポンドとユーロが大きく動く? 「11月19日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日はファイザーの治験結果報道で一時的に株価は上昇しましたが、そろそろワクチン報道も織り込まれてきたのか上昇は限定的となりました。
その後、NY州で公立学校が閉鎖し、オンライン授業に切り替えるとの報道に反応すると株価は急落しています。
やはりマーケットは、リスクオン要因とリスクオフ要因の綱引き状態で、どちらを強く意識するのかといった展開が続きています。
本日はどちらに反応するのか、気になるところです。
目次
◎本日の注目点
1)EUサミット
本日はテレビ会議でEUサミット(首脳会談)が開催されます。
EUと英国の離脱協議について、来週にも合意できるのではないかとの発言が出てきていますが、本日のサミットで協議加速できるのかが注目されています。
来週合意するにしても、進捗状況が出てくるのではないかと期待されています。
発言やヘッドラインでポンドやユーロが大きく動く展開が予想されるので要注意です。
現在の予想は英国が妥協して合意、もしくは部分合意で一部は今後も交渉継続になるのではないかと思っています。
なので、合意なき離脱がちらつくとポンドは大きく売られる可能性が高く、合意の可能性が出てきてもポンドの上昇は限定的なのかなと思っています。
また、離脱協議とは別に予算案についても気になります。
例年この時期になると、イタリアをはじめ数カ国が来年度予算案で揉めます。
コロナ禍で予算が拡大している状況で、予算に関してどのような結果が出てくるのかにも注目しています。
2)豪雇用統計
本日の豪雇用統計では失業率に注目が集まります。
予想では7.2%となっており、予想を下回るようであれば豪ドル買いに繋がるのではないかと思います。
特に7%を下回るかどうかは大きなポイントだと思っています。
豪ドルは年初来高値付近にいることから、本日の雇用統計の結果で高値更新することが出来るのかにも注目しています。
3)トルコ政策金利
トルコリラは安値圏で推移し、不安定な状況が続いています。
本日の政策金利予想は15%、4.75%の利上げが予想されていますが、銀行によってはバラツキがあるようで、結果が上振れしても下振れしても荒い値動きになるのではないかと思われます。
また、注目ポイントとしては、利上げ後にトルコリラが買われるのかどうか?
リラ買いが継続されるかどうかだと思われます。
金利上昇が織り込まれてしまうと、再度リラ売りの流れが出来る可能性が高いので、どこまでトルコリラ買いが出てくるのか注目しています。
◎本日のイベントスケジュール
11月19日(木曜日)
EU首脳会議
09:00 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁発言
09:30 AUD 豪雇用者数増減・失業率
17:00 EUR ラガルドECB総裁発言
20:00 TRY トルコ政策金利発表
22:30 USD メスター・クリーブランド連銀総裁発言
22:30 USD フィラデルフィア連銀製造業景況指数・新規失業保険申請件数
11月20日(金曜日)
00:00 EUR ビルロワドガロー・フランス中銀総裁発言
00:00 EUR ラガルドECB総裁発言
00:00 USD 米中古住宅販売戸数
01:00 EUR シュナーベルECB専務理事発言
02:35 USD メスター・クリーブランド連銀総裁発言
03:00 USD ローゼングレン・ボストン連銀総裁発言
08:30 JPY 日本CPI(消費者物価指数)
09:30 AUD 豪小売売上高
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