EUサミット本番、ポンド・ユーロに注目! ~10月18日の戦略~

TOP > 注目点とイベントスケジュール > EUサミット本番、ポンド・ユーロに注目! ~10月18日の戦略~

2018年10月18日

EUサミット本番、ポンド・ユーロに注目! ~10月18日の戦略~

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

◎保有中のポジションと戦略

 

 

EUR/USDのShortポジションは、ポジションを追加しました。 イタリア予算案に関するネガティブ発言も出てきたことと、時間足チャートのフィボ(黄)の61.8%を下抜けしたことで、ダブルトップを形成したところでポジションを追加しています。 また、”1.1500”で追加しています。 追加ポジションに関しては、ストップは”1.1600”に置いておきますが、予算案に関するポジティブ発言が出てくるようであれば、早めに決済したいと思います。 また、次の追加ポジションは前回安値更新あたりを検討しています。

 

 


EUR/USD 時間足チャート

 


EUR/USD 日足チャート

 

 

AUD/USDのShortポジションはホールド中です。 なかなか、下がってくれませんが、昨日のFOMC議事要旨で強気(タカ派)な内容であったためドル高が進みました。 本日の雇用者数増減・失業率の内容で決済するか、もしくは追加していくか決めたいと思います。 追加のタイミングは安値更新あたりで考えています。 ストップは建値に置いてあるので、建値決済で考えています。

 


AUD/USD 時間足チャート

 


AUD/USD 日足チャート

 

 

 

その他注目は、クロス円です。 今日ポジションを持つかは検討中ですがGBP/JPY。 Brexit交渉の見通しが立つようであれば狙いたいと思っています。 また、CAD/JPYは明日のCPI次第です。 為替報告書が変更なしだったことで、リスクオフムードが後退していることで、円安が進んでいます。 カナダは利上げ期待、英国(ポンド)は悪材料織り込み済みな事を考えると、買い要因が出てきそうで注目しています。 

 

 

 

 

 

◎本日の注目点

 

 

1)EU首脳会談とBrexit交渉

EU首脳会談は昨日からスタートしています。 正確には、夕食会という形で、非公式(英国抜き)27か国での首脳会談がスタートしています。 これに先立ち、牽制発言が出てきています。 交渉期間の延長発言が出たかと思えば、否定発言が出るなどしています。 特に目立ったのは合意なき離脱に関する発言です。 

EU首脳会談で重要なのは今日です。 昨日は非公式、明日はアジア欧州会議があるので、Brexit交渉関連に避ける時間は今日のみになると思われます。 注目点は2点です。 1点目はBrexit交渉の合意に道筋をつけることが出来るか!? それとも、合意なき離脱が濃厚となってくるか!? 11月に臨時EUサミットを開催するのか、12月のEUサミットまでには合意が可能かどうかが注目されています。 2点目は、アイルランド国境問題です。 Brexit交渉の大枠で合意出来たとしても、最大の注目点であるアイルランド国境問題が合意出来なければ、英国(メイ政権)が存続できない可能性もあります。 本日、どこまで踏み込んだ議論が出来るか、それとも牽制発言ばかりで終わってしまうのか、注目の1日です。

 

アイルランド国境問題 ~Brexit交渉の最難関~

 

 

 

2)イタリア予算案

昨日、やっと出てきたイタリア予算案に関する発言。 内容は、EU側が予算案を認めないのではないかという内容。 想定内の内容でしたが、ユーロにとってはネガティブ要因、ユーロ安が進んでいます。 ただ、本格的に発表されたわけではなく、正式発表が待たれます。 イタリア政府側は、今のところ予算案を見直す(財政赤字縮小)姿勢は見えません。 EU側がこの予算案を認めるのか?注目されています。 また、月末にはフィッチ・ムーディーズの格付け発表が控えています。 格付けに関する発言・見通しについても注目です。

 

イタリア予算案を巡ってユーロは乱高下! 何が問題なの?を解説

 

 

 

3)為替報告書と為替条項

今朝、為替報告書が公表されました。 内容に変更はなく、監視リストには6か国が入っているものの、為替操作国に認定された国はありませんでした。 今回注目されていたのが、中国が為替操作国に認定されるのか? 米国がどのように対応するのか? でした。 貿易戦争に影響するのではないかと懸念されていましたが、今回は回避されました。 回避されたことでリスクオフムードは後退しました。

為替条項については、日米両国の発言にズレが出ています。 日本側は為替条項に関して否定発言。 米国側(ムニューシン財務長官)からは、為替条項を肯定発言が出てきています。 米国側から為替条項について発言が出てくると、強引に認めさせられるのではないかと懸念されます。 為替条項の発言が本格的になれば、円高圧力になってきます。 今後、両国の発言に注目です。

 

 

 

 

 

◎本日のイベントスケジュール

 

10/18(木曜日)

EU首脳会議(18~19日ブリュッセル)
アジア欧州会議(18~19日ブリュッセル)

09:30 JPY 黒田日銀総裁発言
09:30 AUD 雇用者数増減・失業率
17:00 EUR ノボトニー・オーストリア中銀総裁発言
17:30 GBP 小売売上高
21:30 USD フィラデルフィア連銀製造業指数
22:00 USD ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁発言
22:05 USD ブラート・セントルイス連銀総裁発言

10/19(金曜日)

EU首脳会議(18~19日ブリュッセル)
アジア欧州会議(18~19日ブリュッセル)

01:15 USD クオールズFRB副議長発言
11:00 CNY 中国GDP

 

 

↓↓↓週間スケジュールと注目点は以下を参照ください↓↓↓

EU首脳会議開催、ユーロ・ポンド大荒れの1週間! ~10月13日週の注目点~

 

 

 

 

 

RECOMMEND