2019年10月17日
EUサミット(首脳会談)スタート! どうなるBrexit!? ~10月17日の注目点とイベントスケジュール~
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日もポンドの殺人通貨としての本領発揮!
ヘッドラインで急騰急落、ヘッドラインも先走ったものや、否定報道など情報が錯綜しながらなので、情報の取捨選択と真偽を見極めていくことが大切になってきます。
今日・明日・明後日とBrexitにとって重要な日が近付くにつれて、情報の錯そうはひどくなってくると思われます。
また、ポンドの動きが他通貨まで影響しているので、ポンド以外の通貨でもリスク管理が重要になってきています。
目次
◎本日の注目点
1)EUサミット(首脳会談)
先週末から、日々ヘッドラインで急騰急落を繰り返す状況が続いています。
本日はBrexit交渉の大詰め、EUサミット(首脳会談)が予定されています。
ポイントは離脱合意案が合意できるかどうかに注目!
北アイルランドDUP党・アイルランド・EU加盟国・1922年委員会・保守党議員etc…など、各所との交渉をボリス・ジョンソン首相がクリアできるのかどうかに注目です。
合意の可能性は、かなり低いのではないかと思っています。
合意出来なかったときの温度に注目です。
まだまだ、交渉継続で時間が足りずに合意出来ずなのか、時間の問題ではなく内容の隔たりが大きく合意出来ずなのかによってポンドの方向性も変わってきます。
また、内容の隔たりも、半年の時間で解決できそうなのか、完全に交渉決裂なのかによっても違います。
その他にも、離脱延期に触れるのか、ボリス・ジョンソン首相が離脱延期申請をするのかにも注目です。
今日・明日のEUサミットは大きく荒れそうなので、それぞれのポイントを見極めながら、方向性を確認していきたいと思います。
2)要人発言
Brexit交渉でポンドに注目が集まっていますが、ただでさえ景気後退の懸念が大きいEUが、英国が抜けてどうなるかも注目です。
この状況でECBがどのように考えているのか、今後の政策や景気見通しをどう考えているのか注目です。
また、本日はウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁とボウマンFRB理事の発言に要注目です。
昨日の米小売売上高が悪かったことで、米経済を支えている消費活動が弱っているのではないかという懸念が出てきました。
これにより、利下げの可能性や回数に注目が集まると思います。
来週からはブラックアウト期間に入るため、今週のFOMCメンバーの発言には要注目です。
3)リスク要因
・米中関係
・香港デモ
・サウジ、イラン、イスラエル、中東問題
・トルコのシリア侵攻
・トランプ弾劾
・北朝鮮
米中関係は改善に向かっていたように見えましたが、昨日の「香港人権・民主主義法案」を米下院で可決したことで中国が反発しています。
上院での可決がいつになるかはわかりませんが、もし上院可決となれば中国の報復は避けられないと思われます。
イランのタンカー爆破はイスラエルの犯行ではないかとイランは言っています。
サウジとイランの関係を悪化させるためにイスラエルが攻撃したと…
イラン、サウジ、イスラエル、さらなるリスク要因として発展しないか要注意です。
北朝鮮も、米国との融和方針を変更するのではないかとの見方もあります。
特にICBM、そしてSLBM(潜水艦発射型弾道ミサイル)の実験、まだまだ駆け引き外交が続くと思われます。
◎本日のイベントスケジュール
10月17日(木曜日)
EUサミット(首脳会談)
IMF(国際通貨基金)・世界銀行年次総会(14日~20日ワシントン)
09:30 AUD 豪雇用者数増減・失業率
16:30 SEK スウェーデン失業率
17:30 GBP 英小売売上高
21:30 USD 建築許可件数・フィラデルフィア連銀製造業景況指数
10月18日(金曜日)
02:30 EUR ビルロワ・フランス中銀総裁発言
03:00 USD エバンス・シカゴ連銀総裁発言
03:00 EUR ビスコ・イタリア中銀総裁発言
03:00 USD ボウマンFRB理事発言
05:00 AUD ロウRBA総裁発言
05:20 USD ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁発言
05:30 EUR クノット・オランダ中銀総裁発言
06:00 EUR デコス・スペイン中銀総裁発言
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