2020年9月22日
FinCEN文書問題は本日も継続か!? 「9月22日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は英国のロックダウン報道からポンド売りが進み、FinCEN文書から世界の銀行株は暴落、世界の株価指数は大きく下落してリスクオフ相場になっています。
東京市場が休場でクジラがお休みしていることから円買いが加速したのではないかとみられています。
ただ、昨日のリスクオフは本格的なリスクオフで、円買いスピードよりもドル買いスピードのほうが速く、クロス円は下落したもののドル円は上昇しました。
このリスクオフはいつまで続くのか、見極めたいところです。
目次
◎本日の注目点
1)FinCEN文書
昨日は世界的に大手金融機関の巨額マネーロンダリングに関する米政府の内部文書(FinCEN文書)が流出し発覚したことで、世界の銀行株を中心に株価指数は大幅下落。
今回出てきたFinCEN文書は氷山の一角との噂もあり、この騒ぎ・問題がさらに大きくなるのか、継続するのか注目しています。
今回の流出した文書は2000年~2017年のものとなっていることから、3年前の文書の影響がいつまで続くのか注目。
2017年までの文書しかないから、最近はやっていないということにはならないのかな!?
また、2018年~2020年の文書が出てきていないのは無いからではなく、これから出てくるのではないかにも注目している。
2)国内市場法案
本日は国内市場法案についての審議4日目です。
国内市場法案は修正されるのか、下院を通過するのか、法案に対するEUの反応はどうなのか注目です。
一部噂ではジョンソン英首相が修正に応じるのではないかと言われていることから、
EUが納得!?
妥協できる!?
くらいの内容まで修正が出来るのか注目しています。
修正出来ればポンド買い、修正せず下院通過となれば一旦ポンド売りに反応するのではないかと思っています。
3)要人発言
本日よりパウエルFRB議長とムニューシン財務長官による、3日間の議会証言が始まります。
本日は金融サービス委員会ということで、3日間の中でも1番金融政策に関する発言が出てきやすいのではないかと注目しています。
また、ベイリーBOE総裁の発言が予定されており、先日のBOEでマイナス金利に前向きに検討されていたことがサプライズだった為、ベイリーBOE総裁の発言に注目が集まっています。
その他にも米英欧の中銀関係者の発言が続くので要注目です。
◎本日のイベントスケジュール
9月22日(火曜日)
東京市場休場(秋分の日)
英下院「国内市場法案」審議・採決
07:00 USD ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁発言
09:30 AUD デベルRBA総裁補佐発言
16:30 GBP ベイリーBOE総裁発言
16:30 SEK スウェーデン政策金利発表
17:00 EUR ビルロワドガロー・フランス中銀総裁発言
21:00 EUR パネッタECB専務理事発言
23:00 USD 米中古住宅販売戸数
23:00 EUR ユーロ圏消費者信頼感指数
23:00 EUR レーンECB専務理事発言
23:00 USD エバンス・シカゴ連銀総裁発言
23:30 USD パウエルFRB議長・ムニューシン財務長官発言(下院金融サービス委員会で証言)
9月23日(水曜日)
00:00 EUR レーンECB専務理事発言
01:00 USD バーキン・リッチモンド連銀総裁発言
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