2020年12月15日
FOMCを控えて、米予算に注目! 「12月15日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は離脱協議が協議継続されたとして、ポンドは100pips以上の窓を開けてスタートしました。
その後もじわじわとポンド買いが出てきていましたが、欧州時間に入ると離脱協議にネガティブな発言が出てきていることからポンドの上値が重くなってきました。
また、昨日は米国で大統領選挙の選挙人投票日でした。
ヘッドラインではバイデン候補が過半数を獲得し、次期大統領をほぼ確実なものとしたと報じられています。
結果は来年1月6日に出てくると思われます。
目次
◎本日の注目点
1)米予算
米国で予算に関するヘッドラインや発言の注目です。
米国では追加景気対策案と暫定予算の2つの予算に注目が集まっています。
追加景気対策案は民主党と共和党で意見が食い違い、なかなか可決できない状況です。
ただ、NYが再度ロックダウンするなどコロナ感染が拡大していることなどから、最低限必要な部分だけは先に可決するのではないかとの見方が出てきています。
現在協議中の内容は、9080億ドル規模を協議していますが、失業者や企業向けやワクチン用の資金7480億ドルと州・地方政府支援用の資金1600憶ドルに分けて協議するのではないかと噂されています。
部分的にでも合意出来れば、株価の下支えとなり、リスクオンの流れになるのかと思われます。
また、12月11日を期限としていた暫定予算はつなぎ予算を可決し、18日まで延期されています。
18日に向けて予算審議を行っており、予算案合意できるかどうかに注目が集まっています。
こちらも可決してくれればリスクオンに向かいますが、合意出来ないとなると政府機関の閉鎖となりリスクオフの可能性が出てくるので要注意です。
2)RBA議事要旨
本日はRBA理事会議事要旨が発表されます。
注目は追加緩和の可能性と、政策判断基準がどこにあるかです。
豪州は欧米と比べてコロナ感染者数も少なく、景気回復期待が高まっています。
このことから、追加緩和の可能性は後退しているのではないかと思われます。
議事要旨の内容と豪ドルの反応に注目したいと思います。
3)要人発言
英国とEUの離脱協議に関するヘッドラインや発言に注目です。
期限は延期されたとはいえ、12月31日までに離脱が完了するということは変わっていないので、残り期間は少なく、発言やヘッドラインでポンドが動く展開が続くと予想されます。
また、ユーロ高が進んでいる状況でユーロ高懸念発言が出てこないか注目しています。
先日のラガルドECB総裁の「追加緩和をするが全て使うとは限らない」と発言したことでユーロ高が進んでしまっています。
昨日もフォローするようにECB要人からハト派発言が出てきています。
本日、ECBで影響力が強いと思われるレーンECB専務理事・主席エコノミストの発言が予定されています。
ECBの政策に関しては、失言の多いラガルドECB総裁よりもレーンECB専務理事のほうが正確ではないかと注目しています。
レーンECB専務理事・主席エコノミストからハト派内容の発言や、ユーロ高懸念発言が出てこないか注目です。
◎本日のイベントスケジュール
12月15日(火曜日)
欧州議会本会議
09:30 AUD RBA理事会議事要旨
11:00 CNY 中国鉱工業生産
16:00 GBP 英雇用統計・失業率・平均賃金
16:45 EUR フランスHICP(消費者物価指数)
18:00 EUR イタリアHICP(消費者物価指数)
18:00 EUR レーン・フィンランド中銀総裁発言
23:05 EUR レーンECB専務理事・主席エコノミスト発言
12月16日(水曜日)
欧州議会本会議
ユーロ圏財務相会合
04:30 CAD マックレムBOC総裁発言
06:45 NZD NZ経常収支
08:50 JPY 日貿易収支
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