2019年10月29日
FOMC・日銀を控えて様子見ムードか!? ~10月29日の注目点とイベントスケジュール~
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日、EU側からは1月31日まで離脱期限の延期を認めたようです。(トゥスクEU大統領のツイート)
英国議会では、ジョンソン首相が早期解散総選挙を提案し否決されました。
EUの離脱期限延期が決まったことと、トランプ大統領の「中国との貿易に関する合意
ドル円は、一時109円台にのせましたが、その後は109円を挟んだ展開となっています。
目次
◎本日の注目点
1)Brexit関連
昨日、EUは離脱期限の延期を1月31日まで、またflextension(フレクステンション)とし、離脱準備ができた時点で離脱出来るようにしてあります。
※flextension(フレクステンション)とは:Flexible(柔軟)なextension(延期)つまり、期限を前にいつ打ち切りになってもおかしくな延期長という意味(BBC参照)
あとは英国が決めるだけだったんですが…
野党労働党は解散総選挙に反対、採決を棄権しました。
10月31日に合意なき離脱になるかもしれないという時には、解散総選挙に賛成すると言っていたのに…
合意なき離脱をしないという約束がないと賛成しない…
EUが離脱延期を認めると、解散総選挙に反対…
労働党は何をしたいのか!?
労働党が採決を棄権したことで、過半数は取れたのですが、可決に必要な2/3の賛成票まであと少し足りませんでした。
ここから、どのような方向に進んでいくのか注目です。
・再国民投票
・EUと合意しているジョンソン離脱協定案の関連法案をまとめ、合意の上で離脱
・再度、解散総選挙の提案
ジョンソン首相は12月12日で、新たに解散総選挙の提案をするようです。
BBCが報じているところによると、解散総選挙の提案をする前に、解散総選挙を認めるために必要な票を2/3から過半数(1/2)に変更する動議を提案する方針との事。
過半数で解散総選挙を出来るようにルールを変えて、解散総選挙を再度議会提案するという、手法をとるようです。
解散総選挙となるのか!?
議会で審議され、早期の離脱を目指す方向に動いていくのか!?
再度国民投票に向けていくのか!?
方向性が出てくるか注目しています。
2)方向感模索
明日から明後日にかけて、BOC・FOMC・日銀と政策金利が続きます。
また明日以降、重要指標が続きます。
そのため、多くの通貨でポジション調整の動きは出てくると思いますが、それ以外は様子見ムードで方向感なく閑散とした相場になりそうな気がします。
手を出しづらい相場になるのではないかと思っています。
3)その他リスク要因
・イタリアやフランスの予算案問題
・米中関係
・香港デモ
・サウジ、イラン、イスラエル、中東問題
・北朝鮮
・IS(イスラム国)
◎本日のイベントスケジュール
10月29日(火曜日)
15:45 AUD ロウRBA総裁発言
18:50 EUR ヴァイトマンドイツ連銀総裁発言
23:00 USD 米消費者信頼感指数
10月30日(水曜日)
09:30 AUD 豪四半期CPI(消費者物価指数)