FOMC利下げ幅と年末の金利予想に注目! 「9月18日の注目点とイベントスケジュール」

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2024年9月18日

FOMC利下げ幅と年末の金利予想に注目! 「9月18日の注目点とイベントスケジュール」

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

昨日は米国の小売売上高の結果が市場予想を上回ったことで底堅い米経済が確認されたことからドル買いが進み、株価は上昇しリスクオンによる円安が進んだことでドル円は上昇、取引終了間際に一時142.47円まで上値を伸ばしました。

 

米小売売上高の結果を受けてFOMCの利下げ確率は0.5%利下げが65%になっています。

 

本日は注目のFOMCです。

金利先物市場・アナリストなどの市場予想ともに利下げ幅の予想が分かれており、金利先物市場は0.5%利下げが優勢、市場予想は0.25%利下げが優勢となっています。

また、今回はドットチャートも発表されることから、年末や来年の金利見通しがわかるので市場予想との乖離が出てくると、大きなトレンド形成する可能性が高いので注目しています。

目次

◎本日の注目点

 

1)金融政策

 

FOMC

注目度:かなり高い

織り込み度:0.25%の利下げと0.5%利下げが分かれている

バイアス:ドルの上値重い

ポイント:利下げ幅と年内利下げ見通し

 

金利先物市場からみる予想では今回0.5%の利下げ(0.5%利下げ確率が65%程度)、年内1.0%の利下げが予想されています。

ただ、アナリスト予想などでは0.25%利下げが多く、金利先物市場と市場予想に乖離が出ているようです。

この状況だと0.25%の利下げと0.5%利下げ、どちらの結果になっても大きく動くのではないかと思います。

 

もし、0.25%の利下げだった場合は一旦ドル買いが進むと思いますが、年内の利下げ見通しが1.00%のままであればドル買いは限定的となるのではないかと思います。

ただ、年内の利下げ見通しが0.75%だったり、それ以下であればドル買いが進むのではないかと思います。

 

利下げ幅が0.5%だった場合はドル売りが進むのではないかと思います。

ただ、年内の利下げ見通しが1.00%であればドル売りは限定的、利下げ見通しの結果が1.00%以上であればドル売りで反応すると思います。

 

 

 

2)経済指標

 

英CPI(消費者物価指数)

翌日に英中銀MPCが控えている状況でCPI(消費者物価指数)が発表されます。

市場予想では今回のMPCは据え置き予想ですが、今回のCPI(消費者物価指数)の結果が市場予想を大きく下回る結果になれば翌日のMPCで利下げ期待が高まるのではないかと注目しています。

追加利下げの期待が高まればポンド売りが進むのではないかと思います。

 

 

 

NZ四半期GDP

ニュージーランドの経済状況確認のため、四半期に一度発表されるGDPの結果に注目です。

GDPが市場予想を下回るようであれば、利下げ期待が高まりNZドル売りが進むのではないかと注目しています。

 

 

 

豪雇用統計・失業率・労働参加率

豪州の雇用統計に注目しています。

豪州は主要国の中で最もタカ派なので、すぐに利下げに繋がる可能性は低いですが、経済や雇用状況が悪化していれば利下げ期待が高まるのではないかと注目しています。

また、市場予想よりも強い結果となれば、追加利上げの噂も出てくるのではないかと注目しています。

 

 

 

 

◎本日のイベントスケジュール

 

 

9月18日(水曜日)

 

15:00 GBP 英CPI(消費者物価指数)

16:00 EUR ホルツマン・オーストリア中銀総裁発言

16:15 EUR ブイチッチ・クロアチア中銀総裁発言

20:00 EUR ナーゲル・ドイツ連銀総裁発言

21:30 USD 米住宅着工件数

23:30 USD 原油在庫量

 

 

9月19日(木曜日)

 

03:00 USD FOMC・政策金利・声明文・ドットチャート

03:30 USD パウエルFRB議長発言(記者会見)

07:45 NZD NZ四半期GDP

10:30 AUD 豪雇用統計・失業率・労働参加率

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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