2020年12月16日
FOMC政策発表! ドル安は継続されるのか⁉ 「12月16日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
本日から明日にかけて経済指標、金融政策発表が立て続けに予定されています。
このことから、昨日は動きづらい展開となり小動きな相場となっています。
本日も夕方の欧州市場で発表される経済指標までは動きづらい展開となり、イベントが通過するにつれて方向感が出てくるのではないかと期待しています。
今日、明日のイベントが年内最後の取引チャンスになるのではないかと注目しています。
目次
◎本日の注目点
1)FOMC
本日のFOMCでは緩和政策とフォワードガイダンスの2つに注目です。
また、FOMCを通過してドル安トレンドが継続するのかにも注目です。
注目の追加緩和ですが、予想では据え置き、追加緩和能可能性は低いとみられているようです。
ただ、NYで再度の外出規制が出てくるなどコロナが拡大、経済データも頭打ちしている状況を考えると追加緩和が出てくる可能性も捨てきれないと思われます。
予想外の追加緩和が出てきた場合はドル安が加速する可能性があるので注目です。
また、本命はフォワードガイダンスの強化で、緩和政策と雇用やインフレを関連付けるのではないかとみられています。
政策金利の利上げはインフレ目標の平均化などが発表されていますが、量的緩和などにも目標が設定されるのではないかとみられ、目標を設定することで量的緩和の継続を示すのではないかと思われます。
量的緩和の継続が明確になれば、量を追加しなくても緩和効果があるのではないかとみられ、ドル売りに繋がるのではないかと予想されています。
現在の相場はドル安が中心で動いているため、FRBの緩和政策がいつまで続くのか?
どのようにゴールを迎えるのか?
FRBの行動と、政策判断基準がどこにあるのか、声明文や記者会見に注目です。
合わせて、ドルの動きにも注目です。
2)製造業・サービス業・総合PMI
PMIは企業の仕入れ担当者など、景気に敏感な担当者に今後の景気についてアンケートをとり、指数化したものです。
景気の転換点などに注目が集まりやすい指標で、コロナ禍からの回復に注目が集まる現在注目されている指標、先月の米製造業・サービス業・総合PMIが発表されたときにドルが大きく動きました。
本日もフランス・ドイツ・ユーロ圏・英国・米国で製造業・サービス業・総合PMIの速報値が発表されます。
速報値は予想と結果が乖離しやすいので、動きやすいことから要注目です。
3)要人発言
要人発言の注目は大きく分けて、離脱協議関連、米予算関連、ユーロ高懸念の3点です。
英国とEUの離脱協議に関するものは、合意できるかどうかに関する発言でポンドが振り回される展開が予想されます。
米予算に関しては、追加景気対策案に関するものと、暫定予算に関するもので、どちらも合意に向かう内容であれば株価は上昇しリスクオン、合意期待が後退すると株価は下落しリスクオフに向かうのではないかと注目です。
また、ECB関係者からはユーロ高懸念発言や、緩和の強化発言などが予想されます。
ただ、先日のECB理事会では意見が分かれていたようなので、タカ派発言が出てくる可能性もあるので、どの理事がタカ派なのか確認するためにも要人発言には要注目です。
◎本日のイベントスケジュール
12月16日(水曜日)
欧州議会本会議
ユーロ圏財務相会合
16:00 GBP 英CPI(消費者物価指数)
17:15 EUR フランス製造業・サービス業・総合PMI(速報値)
17:30 EUR ドイツ製造業・サービス業・総合PMI(速報値)
18:00 EUR ユーロ圏製造業・サービス業・総合PMI(速報値)
18:30 GBP 英製造業・サービス業・総合PMI(速報値)
19:00 EUR ユーロ圏貿易収支
22:30 USD 米小売売上高
22:30 CAD カナダCPI(消費者物価指数)
23:45 USD 米製造業・サービス業・総合PMI(速報値)
12月17日(木曜日)
00:30 USD 原油在庫量
00:30 EUR デギントスECB副総裁発言
01:00 EUR デコス・スペイン中銀総裁発言
01:15 EUR シュナーベルECB専務理事発言
02:00 EUR ヴァイトマン・ドイツ連銀総裁発言
04:00 USD FOMC政策金利・声明文発表
04:30 USD パウエルFRB議長記者会見
06:45 NZD NZ四半期GDP(7~9月期)
09:30 AUD 豪雇用統計・失業率
岡ちゃんマンおススメ分析ツール
TradingView
数多くの通貨ペア、商品、債権、株価指数など取り扱っており、様々な分析が出来るプラットフォームです。
為替・株式・債券・商品など各マーケットは相関性があり、各マーケットを見比べることはトレードにとってプラスになります。
1枚のチャートに為替と株価指数や、為替と商品などを重ねて表示できるのは比較するときにとても便利です。
多くの機能は無料で使えるので試しに使ってみてはいかがでしょう!
SNS機能も付いているので、是非フォローしていただけたらと思います↓↓↓
https://jp.tradingview.com/u/okachanman/