2021年7月30日
FRB注目のPCEデフレーター発表でドル安は継続するのか? 「7月30日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は米GDP(4~6月期)(速報値)が予想を大幅に下回ったことで、ドル安が進みドル円は109.40円まで下落しました。
ドル安が進んだことで金価格は上昇、株価も上昇しています。
本日はPCEデフレーターと注目の指標もあり、ドル安がトレンドになるのか注目しています。
また、本日は月末なので仲値やロンドンFIXの動きには注意しておきたいと思います。
目次
◎本日の注目点
1)米PCEデフレーター
本日発表されるPCEデフレーターはFRBが注目している物価指標の一つで、CPI(消費者物価指数)よりもPCEデフレーターの方を重要視すると言っています。
FRBが注目していることから重要度も上昇しており、予想と結果が乖離するとマーケットも反応するようになっているので注目です。
2)カナダGDP
カナダではテーパリングが進んでいる状況で、利上げ時期に注目が集まり始めています。
利上げができる状況なのか、テーパリングの影響は出ているのか、GDPの結果に注目です。
良い数字が出てくれば利上げ期待が高まるのではないかと思われます。
ただ、最近のカナダドルは上値が重い展開が続いています。
本日のGDPが良い数字が出ているにもかかわらず、カナダドルが上昇しないようであれば、カナダドルは売られやすい状況ということになるので、結果と値動きを合わせて注目しておきたいと思います。
3)ドルインデックス
ドルの強さを見る指針の1つであるドルインデックスが下降トレンドに転じるのか微妙なラインにきていて注目しています。
昨日のGDP発表で、予想を大きく下回る結果が出てきたことで、ドル売りが進みドルインデックスも大きく下落しました。
一時は3月末の高値を超えるか注目するくらい上昇していたのですが、現在は6月末の価格を下回るかのラインにきています。
6月末のラインを下回ると、イッキにドル安が進み、ドル円108円台も視野に入ってくるのではないかと思われます。
上記PCEデフレーターの結果と併せて、ドルインデックスの動きに注目しておきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
7月30(金曜日)
15:00 EUR ドイツGDP(4~6月期)(速報値)
15:45 EUR フランスHICP(消費者物価指数)(速報値)
18:00 EUR ユーロ圏HICP(消費者物価指数)・GDP(4~6月期)(速報値)・失業率
21:30 USD 米PCEデフレーター
21:30 CAD カナダGDP
22:00 USD ブラード・セントルイス連銀総裁発言
23:00 USD ミシガン大学消費者信頼感指数
7月31日(土曜日)
02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント
国内唯一のFX月刊誌「FX攻略 .com」で長期にわたり連載していたコラムをまとめた電子書籍が発売されました。
コラムでは書かれていなかった内容も追記しています。
・電子書籍の詳細はこちら|Kindleストア
岡ちゃんマンおススメ分析ツール
TradingView
数多くの通貨ペア、商品、債権、株価指数など取り扱っており、様々な分析が出来るプラットフォームです。
為替・株式・債券・商品など各マーケットは相関性があり、各マーケットを見比べることはトレードにとってプラスになります。
1枚のチャートに為替と株価指数や、為替と商品などを重ねて表示できるのは比較するときにとても便利です。
多くの機能は無料で使えるので試しに使ってみてはいかがでしょう!
SNS機能も付いているので、是非フォローしていただけたらと思います↓↓↓
https://jp.tradingview.com/u/okachanman/