2022年7月1日
ISM製造業景況指数やユーロ圏HICP(消費者物価指数)に注目! 「7月1日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日はPCEデフレーターが予想を下回り、個人消費の鈍化が意識され景気後退懸念から株価が下落しました。
指標結果から米金利が低下し節目だった3%を一時下回る場面もありドル売りが進みました。
本日はISM製造業景況指数やユーロ圏HICP(消費者物価指数)など米ドルやユーロが動きそうな指標が予定されています。
また、本日は米国債券市場が短縮取引なのでNY時間後半は動きにくくなるのではないかと思っています。
目次
◎本日の注目点
1)経済指標
ISM製造業景況指数
先週発表された米製造業・サービス業・総合PMI(速報値)は予想を下回り、景気後退が懸念され株価が大きく下落しました。
昨日発表されたPCEデフレーターも予想を下回り景気後退が懸念されています。
本日発表のISM製造業景況指数も予想を下回る結果となれば、さらに景気後退が懸念され株価が大きく下落するのではないかと注目しています。
また、株価が大きく下落しリスクオフが進む可能性があるので注意しておきたいと思います。
ユーロ圏HICP(消費者物価指数)
先日発表されたドイツHICP(消費者物価指数)は予想を下回り、思ったよりも欧州の物価上昇は抑制されているとの見方から、ECBの引き締めはゆっくりになるとみられ金利が低下し、ユーロの上値を抑えました。
本日発表のユーロ圏HICP(消費者物価指数)も予想を下回る結果となれば、さらに金利は低下しユーロの上値が重くなるのではないかと注目しています。
ただ、ECBの引き締め速度が後退し金利が低下すると株価上昇に繋がる可能性があり、株価上昇からユーロ買いに繋がる可能性があるので株価には注意しておきたいと思います。
2)株安リスク
世界的に中銀による引き締めを懸念して株価が下落しやすくなっています。
株価下落が連鎖し世界的に株価下落、リスクオフが進む可能性があるので注意しておきたいと思います。
また、株価下落に繋がる要人発言などにも注目しておきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
7月1日(金曜日)
米債券市場は短縮取引(独立記念日の前営業日)
08:50 JPY 日銀短観
10:45 CNY 財新製造業PMI
16:50 EUR フランス製造業PMI(改定値)
16:55 EUR ドイツ製造業PMI(改定値)
17:00 EUR ユーロ圏製造業PMI(改定値)
17:30 GBP 英製造業PMI(改定値)
18:00 EUR ユーロ圏HICP(消費者物価指数)(速報値)
22:45 USD 米製造業PMI(改定値)
23:00 USD ISM製造業景況指数
7月2日(土曜日)
02:00 EUR デコス・スペイン中銀総裁発言
02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント