2022年4月5日
RBA理事会、利上げのヒントは出てくるか? 「4月5日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は天然ガス供給に不安が出てきたことでユーロが売られています。
ロシアは天然ガスの支払いにロシアルーブルを使うように言っています。
欧州はルーブル支払いを拒否しています。
ロシアはルーブル支払いを拒否した国に対して天然ガスの供給をストの不安が高まっています。
天然ガスの供給が止まると経済に大きな影響が出てくるのではないかとの不安が高くなっています。
本日も天然ガス供給に関する不安はのこり、昨日に続きユーロが売られる可能性はあるのではないかと注目しています。
目次
◎本日の注目点
1)RBA理事会
注目度:やや高い
織り込み度:据え置きを織り込み済み
バイアス:豪ドル買い
ポイント:年内利上げの可能性について
今までRBAは利上げを頑なに否定してきました。
ただ、先日の雇用統計を見ても雇用状況は回復しており、経済状況も回復しているので、声明文などから年内利上げの可能性が出てくるかに注目が集まります。
利上げの可能性が出てきた場合は豪ドル買いが加速する可能性があるので注目しておきたいと思います。
2)リスク要因
ウクライナ情勢
停戦交渉は進展せず、膠着状態です。
ウクライナ情勢による地政学リスクの影響は限定的ですが、ロシアによる天然ガス供給には不安が出てきています。
天然ガスの支払いにルーブルを使用するように言っていますが、欧州はルーブル支払いを認めていません。
このことでロシアから欧州向けの天然ガス供給が止まるのではないかとの懸念が出てきています。
このことでユーロは大きく売られています。
天然ガス供給に関するヘッドラインに注目、供給不安が後退するようであればユーロの買戻しが出てくるのではないかと注目しています。
円安
昨日は指値オペ期待があったものの、日銀による通告は無し。
円売りは進みませんでした。
本日も指値オペが通告されないかに注目です。
指値オペが通告されれば円安が進む可能性があるので注目です。
◎本日のイベントスケジュール
4月5日(火曜日)
中国市場休場(清明節)
13:30 AUD RBA理事会・政策金利・声明文発表
16:50 EUR フランス総合・サービス業PMI(改定値)
16:55 EUR ドイツ総合・サービス業PMI(改定値)
17:00 EUR ユーロ圏総合・サービス業PMI(改定値)
17:30 GBP 英総合・サービス業PMI(改定値)
21:30 USD 米貿易収支
21:30 USD カナダ貿易収支
22:45 USD 米総合・サービス業PMI(改定値)
23:00 USD ISM非製造業景況指数
23:05 USD ブレイナードFRB理事発言
4月6日(水曜日)
01:30 USD デイリー・サンフランシスコ連銀総裁発言
03:00 USD ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁発言