2021年8月3日
RBA理事会にNZ雇用統計、オセアニア通貨に注目! 「8月3日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は中東でのタンカー攻撃やコロナウイルスの感染再拡大、予想より弱くピークアウト感が出てきたISM製造業景況指数の結果などから、米債券利回りは下落し、一時1.15%を割り込みました。
リスクオフは円買いに繋がり、ドル円は109.20を割り込む場面も見られました。
リスクオフの中で豪ドルは堅調に推移。
米ツイッターのジャック・ドーシーCEO
本日も週末の雇用統計を控えて動きづらいと思われ、リスク要因に左右される展開が予想されています。
目次
◎本日の注目点
1)RBA理事会
注目度:高い
織込み度:据え置きを織り込み済み(追加緩和の可能性が噂程度あり)
バイアス:豪ドル売り圧力あり
7月の会合で資産購入の延長と減額を発表している為、今回の会合では政策変更はないと思われます。
注目は声明文で、この先の政策と経済見通しについてです。
一時はお隣ニュージーランドに続き、引き締めに動くのではないかと期待されましたが、コロナ感染者拡大によるロックダウンなどから、一部では前回会合で発表された9月からの資産購入額の減額を先延ばしするのではないか(追加緩和)との噂も出ています。
ロックダウンに関しては延長も発表されている状況で、今後の豪州経済見通しは下方修正されるのか、追加緩和を匂わせるようなハト派な内容になるのか注目です。
2)NZ雇用統計
ニュージーランドは主要国でコロナ感染者数の抑え込みに成功している国で、経済活動の正常化が進んでいます。
どこまで正常化が進んでいるのか、雇用がどこまで回復しているのか、今週の四半期雇用統計に注目です。
ニュージーランドは年内利上げ期待が出ており、今週発表の雇用統計が強ければ年内2回の利上げ期待も高くなり、ニュージードルの買いに繋がるのではないかと思われます。
3)リスク要因
コロナ感染者の再拡大から、リスクオフ警戒感が高くなってきています。
また、中東でのタンカー攻撃などのリスク要因も合わさり、複数要因からのリスクオフで原油価格や債券価格が下落しています。
本日もリスク要因がマーケットを左右すると思うので、株価指数やVIX指数などを注目していきたいと思います。
また、本日はトルコでCPI(消費者物価指数)が発表されるので、リラ安のリスクにも注意しておきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
8月3日(火曜日)
13:30 AUD RBA理事会・政策金利・声明文発表
16:00 TRY トルコCPI(消費者物価指数)
8月4日(水曜日)
03:00 USD ボウマンFRB理事発言
07:45 NZD NZ雇用者数増減・失業率
10:45 CNY 財新サービス業PMI
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