2021年5月4日
RBA理事会にNZ雇用統計などオセアニア通貨に注目! 「5月4日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
本日は日本と中国が休場ということで、昨日同様に東京市場は閑散相場が予想されます。
欧米市場に入っても、週後半にイベントが多数予定されていることから、方向感を模索する動きが続きそうです。
ただ、豪州で政策金利が発表されるので、豪ドルはトレンドが出てくるのではないかと期待しています。
また、明日早朝にはNZ雇用統計が発表されるなど、本日はオセアニア通貨がマーケットの中心になりそうな気がします。
目次
◎本日の注目点
1)RBA理事会
注目度:高い
織込み度:据え置き織り込み済み
バイアス:特になし
豪州ではコロナ禍からの経済回復が注目されていて、予想を上回るスピードで経済回復してきました。
そのためRBAの引き締め期待が高まっていましたが、RBAはハト派姿勢を維持して据え置き発表が続いてきました。
先日カナダ中銀がテーパリングに舵を切ったことで、もともと引き締め期待の高かったRBAも引き締めに動くのか期待は高まっています。
ただ、週発表されたCPI(消費者物価指数)は予想を大きく下回る結果が出てきたことで、若干引き締め期待は少し後退したことで今回もハト派姿勢を維持するのではないかと思われます。
本日発表の声明文に変化があるのか、引き締め時期に変化があるのか注目です。
現状維持が発表され、声明文に変化がなかった場合に豪ドルがどこまで下落するのか?
テーパリングに触れられた場合、豪ドルがどこまで上昇するのか?
声明文の内容と併せて、豪ドルの動きにギャップが出てこないかにも注目しておきたいと思います。
2)NZ雇用統計
カナダ中銀に続き引き締め期待が高いのがRBNZ(NZ中銀)です。
ニュージーランドは国境を封鎖することで水際対策に力を入れて、コロナウイルスの侵入を防ぐことでコロナウイルスの封じ込めに成功し、一部のコロナ対策を残してほぼ以前の生活を取り戻しています。
そのニュージーランドで経済がどこまで回復しているか注目されていて、明日発表される雇用統計に注目が集まります。
ニュージーランドは住宅バブルから、一時は早期の引き締めが予想されただけに、雇用統計の結果が良ければ再度引き締め期待が高まり、NZドルの買いが強まるのではないかと注目されています。
◎本日のイベントスケジュール
5月4日(火曜日)
東京市場休場(みどりの日)
中国休場
10:30 AUD 豪貿易収支
10:45 CNY 財新製造業PMI
13:30 AUD RBA理事会・政策金利・声明文発表
17:00 EUR ビルロワ・フランス中銀総裁発言
17:30 GBP 英製造業PMI(改定値)
21:30 USD 米貿易収支
21:30 CAD カナダ貿易収支・建築許可件数
5月5日(水曜日)
02:00 USD デイリー・サンフランシスコ連銀総裁、カプラン・ダラス連銀総裁発言
06:00 NZD RBNZ金融安定報告書
07:45 NZD NZ雇用統計・失業率
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