RBA理事会ほか、重要指標多数! 「2月1日の注目点とイベントスケジュール」

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2022年2月1日

RBA理事会ほか、重要指標多数! 「2月1日の注目点とイベントスケジュール」

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

昨日は本日のRBA理事会がタカ派になるのではないかとの思惑から豪ドル買いが進みました。

また、ドイツのHICP(消費者物価指数)が予想を上回ったことで、今週のECB理事会で引き締めに方針転換するのではないかとの思惑からユーロ買いが進んでいます。

 

本日はRBA理事会が発表される予定です。

豪小売売上高もあることから、豪ドルが大きく動くのではないかと注目しています。

目次

◎本日の注目点

 

1)RBA理事会

 

注目度:高い

織り込み度:量的緩和の終了をかなり織り込んでいる

バイアス:豪ドル売り

 

ポイント:利上げ時期の前倒しのヒントがあるのか

 

豪州ではインフレは2008年以来最速の上げ幅を記録し、インフレ率も中銀目標の2∼3%に達しています。

本日のRBA理事会では量的緩和の終了が予想され、RBAも金融正常化に向けて舵をきるのではないかと注目されています。

RBAは24年まで利上げしないと言っていますが、前倒しして年内3Qにも利上げがあるのではないかとマーケットは注目しています。

声明文やロウRBA総裁の発言から利上げの前倒しについてヒントが出てくるようであれば豪ドル買いに繋がる可能性があるのではないかと注目しています。

 

ただ、リスク要因や米金利の上昇などから豪ドルの上値は重くなっています。

緩和スタンスの維持や利上げ時期が24年を強調するような内容であれば、バイアスに追い風となり豪ドル売りが進むのではないかと注目しています。

 

 

 

2)経済指標

 

ISM製造業景況指数

米国では進みすぎるインフレや、ボトルネック、人手不足などから景気後退するのではないか、コロナから回復して強かった景気もピークアウトするのではないかと注目を集めています。

今後の景気がピークアウトする兆候が見られた場合は、株価下落に繋がる可能性があり、金利が低下するようであればドル売りが進むのではないかと注目しています。

ISMなどは景気に転換点に注目を集めやすい指標なので、予想と結果が乖離した場合は大きく値が動く可能性があるので要注目です。

 

 

 

NZ雇用統計

ニュージーランドでは豪州同様に予想を上回る物価上昇が見えています。

明日発表の雇用統計で雇用状況や労働参加率、失業率が改善されていれば追加利上げの可能性が高まり、NZドル買いに繋がるのではないかと注目しています。

ただ、米金利の上昇やリスクオフなどからNZドルの上値は重く、予想を下回る結果が出てきた場合はイッキにNZドル売りが進む可能性があるので注意しておきたいと思います。

 

 

 

カナダGDP

カナダ中銀は利上げやQT(資産縮小)の可能性を示していることから、本日発表のGDPが強い結果であった場合は利上げ期待が進むのではないかと注目しています。

原油価格が上昇していることからカナダドルは買われやすい状況なので、利上げ観測が高まればカナダドル買いがイッキに進む可能性が考えています。

 

 

 

3)リスク要因

 

東欧・中東リスク

ウクライナ情勢が緊迫している状況で英露首脳会談は延期となりました。
本日は米露外相会談が予定されています。

解決策が見つかる可能性は低く、制裁などに繋がる可能性があります。

制裁などが発表された場合には大きくリスクオフが進む可能性があるので要注意です。

 

 

 

米株・米金利

FRBの引き締めを懸念して株価が急騰・急落を繰り返しています。

利上げ期待が高まると株価の重しとなり株価下落、リスクオフが進みます。

ISM製造業景況指数の結果を受けて、株価がどのような反応を見せるのか注目です。

また、最近のマーケットはFRBの利上げ観測に注目が集まり、利上げ観測の指針として用いられる米2年債に注目が集まっています。

2年債の上昇・下落と米ドルの相関性がかなり高くなっています。

ISM製造業景況指数の結果から2年債が上昇するのかにも注目したいと思います。

 

 

 

日本金利

昨日、日本の10年債利回りは一時1.8%まで上昇し、現在は1.7%台で推移しています。

日銀はYCC(イールドカーブ・コントロール)を実施しており、ターゲット上限を0.2%に設定しています。

本日も金利が上昇し0.2%に近づいた場合、指値オペが実施されるのかに注目が集まります。

指値オペが実施された場合、一気に円安が進む可能性があるので注目したいと思います。

 

 

 

 

 

◎本日のイベントスケジュール

 

 

2月1日(火曜日)

 

シンガポール・香港・中国市場休場(旧正月)

 

09:30 AND 豪小売売上高

12:30 AUD RBA理事会・金利・声明文発表

16:45 EUR フランスHICP(消費者物価指数)

17:50 EUR フランス製造業PMI(改定値)

17:55 EUR ドイツ製造業PMI(改定値)

18:00 EUR ユーロ圏製造業PMI(改定値)

18:30 GBP 英製造業PMI(改定値)

19:00 EUR ユーロ圏失業率

22:30 CAD カナダGDP

23:45 USD 米製造業PMI(改定値)

 

 

2月2日(水曜日)

 

シンガポール・香港・中国市場休場(旧正月)

 

00:00 USD ISM製造業景況指数

06:45 NZD NZ雇用統計・失業率

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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