2021年10月6日
RBNZ理事会、ADP雇用統計、原油在庫量に注目! 「10月6日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日はISM非製造業景況指数の結果が予想を上回ったことで米金利が上昇、再び1.5%台に戻してきました。
米金利の上昇で日米金利差が拡大、ドル円も上昇し111.50円まで上昇しました。
一昨日のOPECプラス閣僚会合で期待外れの増産計画から原油価格の上昇が始まり、昨日も原油価格は高値更新しています。
2014年以来の高値、一時79.4ドルまで上昇しています。
本日は週末の雇用統計の前哨戦、ADP雇用統計が注目されます。
目次
◎本日の注目点
1)RBNZ理事会
注目度:やや高い
織り込み度:0.25%利上げを6∼7割織り込み済み
バイアス:特になし
ポイント:利上げ幅と今後の政策見通し
本来は前回の理事会で利上げの予定でした。(0.5%に利上げとの予想もあった)
ただ、理事会直前でコロナ陽性者が確認されロックダウンに突入したことで、RBNZは利上げを先送りしました。
なので、今回は利上げされるとの見通しが強い。
前回の理事会以降、ロックダウンが続いていることや中国景気の後退などから、0.5%の利上げではなく0.25%の利上げ予想となっている。
もう一つのポイントは声明文の内容です!
今回利上げされたとして、今後の追加利上げの可能性があるのか?
ニュージーランドの経済見通しは?
政策判断のポイントは?
声明文の内容に注目です。
値動き予想
・0.25%利上げ+強気な声明文 → NZドル上昇
・0.25%利上げ+弱気な声明文 → NZドル往って来い、もしくは下落
・0.5%利上げ+強気な声明文 → NZドル上昇
・0.5%利上げ+弱気な声明文 → NZドル上昇、もしくは往って来い
・据え置き → NZドル下落
値動きは予想で、結果と値動きが予想と違う値動きとなった場合は、金融政策発表以外のバイアスがかかっている証拠なので値動きに要注目!
2)ADP雇用統計
予想:42.8万人
本日のADP雇用統計は週末のNFP雇用統計の前哨戦。
雇用者数がどこまで伸びるのか注目です。
今月発表の雇用統計はコロナ失業給付金が終了し、新学期が始まったことで子どもも学校が始まり、働きやすい環境は整いました。
懸念の1つは、コロナを警戒して復職しない人がいることです。
今回の雇用統計で雇用者数が伸びなかった場合は、労働者不足となり人件費高騰、人材不足で生産性の低下に繋がる可能性があるので注目です。
3)米金利
雇用統計の結果、米議会の債務上限問題などから米金利が動くと思われます。
米金利が1.5%台後半になると112円が見えてきます。
さらに金利が上昇するようであれば、112円超えも見えてくるのではないかと考えています。
指標結果や米議会の状況を見ながら、米金利に注目したいと思います。
本日米議会では債務上限に関する採決が行われる予定みたいです。
4)原油価格
原油価格の上昇が金利上昇に要因の一つになっています。
本日、原油在庫量が発表されるので、在庫量発表後の原油価格に注目です。
在庫量が予想以上に取り崩されていた場合は、さらに原油価格が上昇する可能性があるので要注意です。
◎本日のイベントスケジュール
10月6日(水曜日)
中国市場休場(国慶節)
EUサミット(欧州首脳会議)
10:00 NZD RBNZ理事会・金融政策・声明文発表
16:00 EUR センテノ・ポルトガル中銀総裁発言
16:30 EUR ドイツ建設業PMI
17:30 GBP 英建設業PMI
18:00 EUR ユーロ圏小売売上高
21:15 USD ADP雇用統計
22:00 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁
23:30 USD 原油在庫量
10月7日(木曜日)
00:30 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁
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