2018年12月30日
新年スタート! 欧米では早速、重要指標発表! ~年末年始の注目材料とスケジュール~
記事を書いた人:岡ちゃんマン
目次
◎今週の注目点
1)新旧FRB議長のインタビュー
週末にパウエルFRB議長・イエレン前FRB議長・バーナンキ元FRB議長のAEA年次総会インタビューが予定されています。 パウエルFRB議長の発言は、利上げ終了懸念で注目されています。 10月には、中立金利まで程遠いと言っていたのが、11月末には中立金利下限にと変更されました。 12月に利上げは実施されましたが、利上げには賛否の声が出てきています。 来年の利上げ回数は3回から2回に減っています。 今週末の発言で、どのような内容になるか、「中立金利」「利上げ終了」「利上げ回数」についてどのような発言が出てくるか注目です。
2)欧米経済指標
日本は3日間休みますが、欧米では2日からスタートするところも多いです。 欧州では景気先行指数として各PMIの発表、金融政策に大きく影響するHICP(消費者物価指数)が発表されます。 また、米国ではISMや雇用統計が予定されています。
欧州では、景気後退が懸念されています。 また、フランスではデモによる景気後退が注目されています。
米国では、大幅な株価下落や保護主義による景気後退が懸念されています。
まだ、薄商いの中で驚くような指標結果が出てくると、大きく値が動く可能性があるので要注意です。
3)年末の株価暴落の巻き戻し
年末に世界的株価の暴落、リスクオフの流れになりました。 年が明けて、リスクオフの流れを引き継ぐのか、それともリスクオフの巻き戻しとなるのか注目しています。
そんな中、リスクオフの要因の一つが米政府一部機関の閉鎖問題です。 2日から米議会がスタート、予算案について再議論されます。 トランプ大統領・上院議会のどちらが譲歩して、予算案通過となるのか? それとも、平行線で閉鎖期間の延長となるのか? 注目されます。
◎今週のイベントスケジュール
12/31(月曜日)
大晦日
米債券市場短縮取引
多くの国で休場・短縮取引
10:00 CNY 中国製造業PMI
16:00 TRY トルコ貿易収支
1/1(火曜日)
元旦
ほとんどの国で休場
1/2(水曜日)
ニュージーランド・スイス・ロシア休場
06:30 AUD 製造業PMI
10:45 CNY 財新製造業PMI
16:30 SEK スウェーデン製造業PMI
17:00 NOK ノルウェー製造業PMI
17:45 EUR イタリア製造業PMI
17:50 EUR フランス製造業PMI
17:55 EUR ドイツ製造業PMI
18:00 EUR ユーロ圏製造業PMI
18:30 GBP 製造業PMI
23:45 USD 製造業PMI
1/3(木曜日)
ロシア休場
米議会スタート
16:00 TRY トルコCPI(消費者物価指数)
18:30 GBP 建設業PMI
22:15 USD ADP雇用統計
1/4(金曜日)
00:00 USD ISM製造業景況指数
00:00 MXN メキシコ金融政策決定会合議事録
10:45 CNY 財新サービス業PMI
16:00 GBP 住宅価格指数
16:30 SEK スウェーデンサービス業PMI
16:45 EUR フランスHICP(消費者物価指数)
17:45 EUR イタリア総合・サービス業PMI
17:50 EUR フランス総合・サービス業PMI
17:55 EUR ドイツ総合・サービス業PMI
18:00 EUR ユーロ圏総合・サービス業PMI
18:00 EUR イタリアHICP(消費者物価指数)
18:30 GBP サービス業PMI
19:00 EUR ユーロ圏HICP(消費者物価指数)
22:30 USD NFP雇用統計・失業率・平均時給
22:30 CAD 雇用者数増減・失業率
23:45 USD 総合・サービス業PMI
1/5(土曜日)
00:15 USD パウエルFRB議長・イエレン前FRB議長・バーナンキ元FRB議長発言(AEA年次総会インタビュー)
00:15 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁発言
01:00 USD 原油在庫量
03:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント