米中間選挙直前! 中間選挙についてまとめました

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2018年11月5日

米中間選挙直前! 中間選挙についてまとめました

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

◎中間選挙とは

 

 

大統領選挙と大統領選挙の間で実施される選挙です。

ちょうど中間で実施されるので、中間選挙といわれています。

 

中間選挙では、上院の3分の1議席と下院の全議席が改選されます。

 

イメージとしては、日本の衆参両院選挙みたいなことです。

衆議院と参議院がねじれ状態になると政治が進みません。

 

日本と米国では違うこともありますが、米国でも上院と下院がねじれると政治が進見ません。

現在の米議会の状況です。

 

 

上院(100議席):共和党=51 民主党=47 無所属=2

下院(435議席):共和党=240 民主党=193 空席=2

※10月末時点

 

 

 

 

◎市場コンセンサス

 

政権 上院 下院 確率%
共和党 共和党 民主党 72.7%
共和党 共和党 共和党 13.1%
共和党 民主党 民主党 12.0%
共和党 民主党 共和党 2.2%

※参照:マネースクウェア 西田氏

 

他のところでは、ねじれ状態が85%以上、上下両院とも共和党が15%、上下両院とも民主党が限りなく0%に近いと予想しているところもあります。 その他も、割合は違うものの予想は同じです。 ただ、感じるのは、前回の大統領選挙のトランプ大統領勝利を予想しきれなかったトラウマを感じます。 

 

 

◎今後のスケジュールと反応予想

 

・投票スタート:6日6:00(7:00)~19:00(20:00)  (日本時間:6日20:00~7日14:00)

・出口調査:6日19:00~  (日本時間:7日9:00~)

・大勢判明:6日深夜ごろ  (日本時間:7日昼ごろ)

 

欧米の選挙では、いつものことですが、最初に影響を受けるのは東京市場です。

東京市場が開いている時間に開票作業が始まり、順次出口調査が出てきます。 順次速報も出てきます。 特に接戦となれば、速報のたびに東京市場は影響を受けることになります。 その後欧州市場で確報が出て、ニューヨーク市場が反応。 欧米市場の流れが、翌日の東京市場に影響する。 このような流れになることが推測されます。

 

 

結果と反応については以下を予想しています。

 

1)上院=共和党:下院=民主党

この状況がコンセンサスとなっているため、織り込み済みで反応は薄い。 ねじれ議会を懸念して、株安・ドル安が起こる可能性はありますが限定的と見ています。

この結果になった場合は、中間選挙が終了したこと自体がリスク後退。 その他のリスクイベントに注目が集まるか、もしくはリスクオンに傾くのではないかと思います。

 

2)上院=共和党:下院=共和党

想定外で、トランプ大統領にとってポジティブ。 プチ・トランプラリーが起こる可能性。 株高・ドル高が起きることが予想されています。

この結果になった場合は、トランプ大統領の言動に注意です。 共和党勝利の手柄は自分のものとばかりに、発言をしてくるものと思います。 その後、ドル高が進んだところでドル高批判が出てくると思われます。 ドル高批判発言に要注意です。

 

3)上院=民主党:下院=民主党

プチパニック状態で株安・ドル安が大幅に進むことが予想されています。 先月10月の株価急落の再来も、あり得るのではないかと考えています。

この結果の場合は、世界的株安の連鎖が起きないか注目です。 プチパニックのNY株売りが連鎖的に株安が続くことが懸念されます。 また、もう一つ懸念されるのが2020年の大統領選挙です。 次の選挙のためにトランプ大統領の言動に注目が集まります。

 

 

2016年の大統領選挙の結果と、経済成長が予想外だったため、今回も想定外のことが起きる可能性はあります。 直前・直後のアナリスト・エコノミストの情報に注視していきたいと思います。

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