②フランス大統領選挙の影響と注目点

現在注目候補は4名いますが、特に注目されているのが極右のルペン氏です。

ルペン氏はユーロ圏からの離脱を公約に掲げています。仮にフランスがユーロ圏から離脱となれば、昨年の英国離脱とは比較にならないほどのユーロ危機が起こるといわれています。

ということで、ルペン氏が大統領になるかどうか世論調査に一喜一憂している状態です。

（セントラル短資参照)2017.03.06現在

　・注目点

世論調査の結果も気になりますが、為替の影響を考えるとフランスとドイツの利回り差が大事になってくると思います。

現在ドイツとフランスの利回り差とユーロには相関性があるように見えます。

・ドイツとフランスの10年債利回りの差が狭まると、リスクオンでユーロ買い

・ドイツとフランスの10年債利回りの差が広がると、リスクオフでユーロ売り

となっています。

来月にフランス大統領選挙をひかえて、来週には前哨戦といわれるオランダ議会選挙があります。
フランスの世論調査と利回り差と併せて、注目しておきたいと思います。