カナダドルは買いが強まっている。

現在は原住民等の反対運動に対して、オバマ大統領がパイプライン建設を中止していました。

それをトランプ氏が石油パイプラインの建設を促進する大統領令の署名、と報じられたことが背景にあるようだ。

石油パイプラインはカナダから米国に原油を輸送するもの。

もしもキーストーンパイプラインの建設が決まり、実際にパイプラインが完成し、カナダ産原油をメキシコ湾から輸出できるようになって初めてカナダ経済が恩恵を受けますが、、、それは5年ほど先の話です。

それまでは、実際に建設が行われる米雇用に好材料ということで、カナダ経済に実際に影響を及ぼすかは不透明です。

それよりも、カナダドルにとってはＯＰＥＣの減産合意が継続されるかどうかのほうが大事かもしれません。

ということで、今回のカナダドル買いは限定的ではないかと思います。