2018年9月6日
カナダ政策金利は据え置き、次回会合で利上げの可能性は?
記事を書いた人:岡ちゃんマン
9月5日(水曜日)23:00発表のカナダ政策金利は据え置きとなりました! 市場予想は据え置き、発表前の利上げ織り込み度は10%程度と想定通りでした。 もしかすると、サプライズの2会合連続利上げがあるのではないか!? と期待していましたが、据え置きでした。
サプライズ利上げ以外で注目していたのが声明文でした。 声明文は以下の通りです。
カナダ銀行(BOC、カナダ中央銀行)声明文
「最近のデータはインフレ目標を達成するために利上げが正当化さ
「引き続き利上げへの経済反応を評価」
「NAFTA協議やその他の貿易政策の進展、それらのインフレ見
「インフレ率は7月に3%まで上昇。これは大部分が消費者物価指
「ガソリン価格の過去の上昇の影響がなくなるため、2019年初
「賃金の伸びは緩やかなまま」
「住宅市場は家計がより高い金利と住宅政策の変化に対応して安定
「継続的な雇用と労働収入の増加は消費を支えている」
「世界経済に関する最近のデータは7月の予測と一致」
声明文を読む限りでは、今までの利上げは正しかった。 インフレ率やNAFTA協議、貿易政策の進展を注視している。 7月にインフレ率が3%にあがったのは、燃料価格の高騰によるもので来年には2%に戻る、というような内容が中心ではないかと思う。
↓↓↓7月インフレ率3%と利上げ期待については以下を参照ください↓↓↓
Bigサプライズ‼ 8月17日発表のカナダCPI(消費者物価指数)が3.0%に!
今後の注目点は、インフレ率とNAFTA協議が注目点となってきそう。 インフレ率についてはエネルギーを除く、コアインフレ率が注目されそう。 次回会合での利上げも期待できそうな気がします。
まだまだカナダは注目です。