2017年12月27日
フォーブス外部理事の後任とMPCメンバーについて
記事を書いた人:岡ちゃんマン
英国の中央銀行(BOE)は金融政策を決定するにあたって、話し合い後に投票で金利等を決定します。
金融政策決定会合をMPCといい、米国のFOMCのようなものと思ってもらえばいいと思います。
MPCメンバーは総裁・副総裁を含め、合計9名で構成されています。
目次
英国中銀(BOE)メンバーについて
シャーロット・ホッグ副総裁については辞任をして、現在8名の理事で構成されています。
今回フォーブス外部理事が、6月末で任期満了を迎えるにあたって後任人事が発表されました。
後任に選ばれたのが、シルバナ・テンレイロ氏です。
(名前の日本語読みはいくつかあったので、ロイターを参照しています)
テンレイロ外部理事は、ボストン連銀エコノミスト・モーリシャス中銀外部理事を務めた経験があるようです。
当時の評価はややハト派とみられています。
(第一生命経済研究所参照)
前回の金融政策決定会合のスタンスが以下の通りです。
利上げに投票した1人が減り、代わりにハト派が入ることになります。
また、先日ハト派の筆頭だったホールデン主席エコノミストがややタカ派発言をしたことも驚きでした。
ポンド急騰について
現在空席となている副総裁の後任も、近々発表されることとなっています。
その時は、またまとめたいと思います。
今後もポンドは利上げについて、要人発言に一喜一憂する状況が続くのではないかと思います。
上記の表を参考に要人発言に注意していきたいと思います。