2017年12月27日
フランス大統領選挙について⑤
記事を書いた人:岡ちゃんマン
明後日にフランス大統領選挙の第1回目の投票を控えて、各社の予想と方向性をまとめてみました。
前回までのおさらい
目次
フランス大統領選挙について①
フランス大統領選挙について②
フランス大統領選挙について③
フランス大統領選挙について④
各社予想(ロイター参照)
◎シティ →ルペン氏勝利の確立:25%
◎ドイツ銀行 →ルペン氏勝利の確立:25%
◎JPモルガン →ルペン氏勝利の確立:25%
◎モルガン・スタンレー→ルペン氏勝利の確立:15%
◎野村 →ルペン氏の勝率:試算なし
◎UBS →ルペン氏勝利の確立:40%
各社マクロン氏が勝利するとの予想がメインシナリオなのは同じですが、ルペン氏の勝利もある程度織り込んでいるように感じます。
UBSに至っては4割の確立でルペン氏が勝利と考えているようです。
各社方向性
数字に多少のばらつきはあるものの、基本方向性は同じ予想。
株価 →マクロン勝利(上昇) ルペン勝利(下落)
国債利回り →マクロン勝利(上昇) ルペン勝利(下落)
ユーロ →マクロン勝利(上昇) ルペン勝利(下落)
マクロン氏が勝利した場合、ユーロ圏に対し海外資金が戻ってくることにより株価の上昇とユーロの上昇が予想される。前回のフランス大統領選挙後は7月くらいまでトレンドができるほどだった。
ルペン氏が勝利した場合、ユーロの急落(パリティもしくはドル等価割れも)。資金は流出し株価下落、国債利回りは急騰するとの予想。
決選投票に残る候補がどの2人になるかで、週明けから動き出す可能性もあるので色々とシュミレーションはしておきたいと思います。