2018年9月23日
メイ首相、大暴れ!! Brexit交渉を巡り強気発言!!
記事を書いた人:岡ちゃんマン
週末、金曜日、ポンドは大暴れ!
200pips規模の暴落!
犯人はテリーザ・メイ、英国メイ首相です。
メイ首相が、EU側が提案した離脱案を拒絶したことが、ポンド暴落の原因です。
EU首脳会議の中でも、メイ首相は孤立した状態でした。 そんな中、メイ首相は演説でEU側が譲歩した離脱案を完全に拒絶しました。 特に今回の注目点は、アイルランドと北アイルランドの国境をどうするかということでした。
EU側の主張
「北アイルランドは、とりあえず単一市場に残し、時間をかけて国境の問題を解決していくという案」
メイ首相の主張
「北アイルランドだけ、特別扱いするわけには承認できない」
北アイルランドとアイルランドの間には、ベルファスト合意があり複雑な関係性にあります。 今回の離脱交渉の中で、EU側、英国側、ともに神経質になるところではないかと思います。 それだけ、今回の離脱交渉の最大のポイントにもなります。
その最大の注目点を、譲歩したEU側の提案を全否定したことで期限内の交渉合意が難しくなったことでポンドは大きく売られました。 さらに追い打ちをかけるようにメイ首相は、「バットディールならノーディール」を選ぶと発言。 バットディールとは、英国に対して悪い条件という意味。 ノーディールとは、白紙という意味。 要は、英国にとって悪い条件を選ぶくらいなら、白紙のまま離脱した方が良いと発言しました。
最近は、なんだかんだ言いながら、11月の臨時EUサミットには合意できるのではないかと、楽観的になっていたところでした。 ポンドもジリジリと買われていました。 そこにきての今回の発言だったのでストップも巻き込みながら、ポンドは大きく売られました。
ただ、二転三転するのがポンドで、離脱交渉なので、今後も注目度は上がっていくと思います。