2018年9月25日
ユーロ買いに反応! ドラギ総裁の議会証言
記事を書いた人:岡ちゃんマン
ドラギ総裁の議会証言でユーロは急騰しました。 主な内容は以下の通りです。
ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁
「経済見通しのリスクは依然として概ね均衡」
「労働市場は幾つかの地域で引き締まり、不足している」
「基調的インフレは比較的堅調に上昇すると見込む」
議会証言のテキストは以下にあります。
テキストの内容を見る限りでは、前回のECB理事会と内容はほぼ一緒のように感じます。 ただ、市場の反応はユーロ買いに! 内容でユーロ買いに傾いたというよりは、ユーロ買いのきっかけが議会証言だったというように感じます。
なので、その後は失速。 上昇は限定的でした。
今回の発言、証言の内容からECBは外的要因(新興国通貨危機)や、イタリアの予算案、経済成長の不安は小さいように感じました。 来年の欧州議会選挙後には、金融政策正常化に向けて動いていくのではないかと思えるような内容でした。 今後、懸念材料が本格化するか、もしくは新たな懸念材料が出てくることがない限りは問題ないと思われます。
今回の議会証言の内容と市場のユーロ買いの反応を受けて、ユーロに対する戦略、考えを軌道修正。 ユーロ売り戦略から、中立(フラット)に変更。 時間足チャートでは上昇チャネル、日足チャートではレンジ上限まで来ているように見えます。 レンジを上抜け出来るか!? ユーロ買い戦略に変更できるかは、今後のBrexit交渉に注目です。