地政学リスクが相場を動かす1週間か!? ~9月17日週のスケジュールと注目点~

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2018年9月16日

地政学リスクが相場を動かす1週間か!? ~9月17日週のスケジュールと注目点~

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

◎今週の経済指標スケジュール

 

9/17(月曜日)

16:00 TRY 四半期失業率
18:00 EUR 欧州 CPI(消費者物価指数)

9/18(火曜日)

10:30 AUD 住宅価格指数
10:30 AUD 金融政策決定会合議事録
16:15 EUR ドラギ総裁発言
16:30 SEK スウェーデン失業率
21:00 HUF ハンガリー政策金利発表

9/19(水曜日)

07:45 NZD 経常収支
10:30 AUD ケントRBA総裁補佐発言
12:00前後 JPY 日銀金融政策決定会合
15:30 JPY 黒田日銀総裁記者会見
17:00 EUR 経常収支
17:00 GBP ホールデン主席エコノミスト発言
17:30 GBP CPI(消費者物価指数)
22:00 USD ドラギECB総裁発言
23:30 USD 原油在庫量

9/20(木曜日)

EU首脳会議(非公式)
自民党総裁選

07:45 NZD 四半期GDP
16:30 CHF SNB政策金利発表・声明文発表
17:00 NOK ノルウェー政策金利発表
17:30 GBP 小売売上高
21:30 USD フィラデルフィア連銀製造業指数

9/21(金曜日)

日米通商協議(閣僚級)
S&Pリバランス

00:15 EUR ヴァイトマン・ドイツ連銀総裁発言
08:30 JPY CPI(消費者物価指数)
15:45 EUR フランスGDP
16:15 EUR フランス製造業・サービス業PMI
16:30 EUR ドイツ・製造業・サービス業PMI
17:00 EUR 欧州製造業・サービス業PMI
20:00 GBP 四半期報告
21:30 CAD CPI(消費者物価指数)
22:45 USD サービス業・総合PMI

9/22(土曜日)

02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント

9/23(日曜日)

英国・労働党大会(23日~26日)

 

 

◎今週の注目点

 

1)日米通商協議(閣僚級)

トランプ米大統領は次に日本との貿易戦争になることを示唆した」との報道も出ていることから、EUや中国の次は日本ではないかと思います。 一部の噂では、安倍首相の党首選に配慮していたのではないかとの事。 ただ、自民党総裁選は20日に投開票、日米通商協議は21日に開催予定です。 来週には日米首脳会談が予定されています。 貿易関税関連の発言や協議に注目が集まるのではないかと思っています。

 

2)欧州・英国の要人発言

今週は、EU首脳会議が予定されています。 英国・欧州ともに問題が多いため、関連発言に気を付けたいと思います。

欧州の問題点
・イタリア財務問題
・トルコ問題
・難民問題
・ハンガリー制裁問題

英国問題
・労働党大会
・アイルランド国境問題
・メイ首相進退問題
・Brexit交渉関連

3)トランプ大統領の発言と対決国の対応

先週末に解決できなかったNAFTA再交渉。 カナダとの交渉がなかなか合意できずいます。 メキシコは、2国間協定でも構わないと発言。 NAFTA再交渉の行方に注目しています。その他にも、中国は報復措置、米国は対中追加関税第3弾の発動に注目。 トルコは、牧師解放と経済制裁を巡って、エルドアン大統領との関係。 どちらも新興国ですが、中国の景気悪化はオーストラリアや資源国通貨にも影響します。 トルコリラの下落は、トルコ債を抱えるイタリアやスペインの銀行に影響。 欧州の銀行にも影響が出てきます。

 

 

今週は、先週にくらべて注目度の高いイベントは少ないですが、上記のような地政学問題が相場を動かす1週間になるのではないかと思います。 ヘッドラインに注意しておきたいと思います。

 

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