2017年12月27日
指値オペについて
記事を書いた人:岡ちゃんマン
日銀は長短金利操作付き量的質的緩和政策を行っています。
簡単に説明すると、短期金利(国債)から長期金利(国債)まで金利を目標値に誘導しながら量的緩和を行いたいというもの。
金利目標値の1つに、10年国債利回りを0%付近にしたいというのがあります。
上限値は0.100%ではないかと思われます。
07月06日のロンドン時間からNY時間にかけて世界的に金利が上昇しました。
日本も例外ではなく、日10年債利回りも0.11%を超えてきました。
日銀の維持したいライン(0.100%)を超えているので、07月07日10:10に指値オペを通告しました。
上昇する米金利と指値オペで低下する日金利で、日米金利差が拡大して円安が進みました。
日銀は国債購入通告の多くを10:10と14:00に行います。
とくに10:10の通告が多いようです。
0.100%を超えているときの10:10は要注意かもしれません。
前回の指値オペの記録はこちら↓
目次
量的緩和での国債買い入れと指値オペの違い
日銀 金利上昇抑える「指値オペ」2か月半ぶり実施