2017年12月27日
欧州中央銀行の緩和策について
記事を書いた人:岡ちゃんマン
ユーロに関してテーパリング観測が出ていますが、欧州中央銀行の金融緩和策についてまとめました。
現在の金融緩和策は昨年の12月に9か月間の延期が発表され、今年の12月まで継続されます。
EUには国債買い入れに条件があります。
・金利下限
・残存期間
・購入残高割合
・ECBへの出資比率
等々いくつか条件があります。
これは、EU加盟国で不平等にならないように決められたルールです。
このルールのままでは国債買い入れを延長しても、買い入れる国債がなくなるので、延長を発表すると同時にルールの一部変更を行いました。
ルールの変更はしたものの、無限に国債を買い入れ続けることはできません。
なので、緩和策の今後に注目されていました。
そこにドラギ総裁の出口論発言です。
このまま緩和策を続けるか、終了するのか、9月ごろまでには発表があるのではないかと思っています。
それまでは、ECB関係者の発言には(特に緩和策について)要注意です。