米国大統領と議会の関係②

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2017年12月27日

米国大統領と議会の関係②

記事を書いた人:岡ちゃんマン

現在の米国議会は、院・下院ともに共和党が過半数を占めています。

オバマ前大統領は民主党だったので、ねじれ議会の状態でした。

トランプ大統領は共和党なので、ねじれが解消されて政治・法案はスムーズに進んでいくものと思われていました。

ただトランプ大統領は共和党ですが、考え方は民主党よりです。

共和党と民主党の違い一覧
共和党と民主党の違い

今回、ヘルスケア法案(オバマケア修正案)に関しては下院議会で否決される見通しとなり、法案を取り下げることになりました。

このことから、議会と大統領の間に対立構造が浮き彫りになりました。

また、大統領の政治経験の不足からくる議会への説得や交渉ができないのではないかと不安も出てきています。

今後、大統領が予算案や税制改革案等を出してきても、なかなか議会を通らずに停滞することが予想されます。

去年の大統領選挙後に減税や法改正を期待して上昇してきた株価やトランプノミクスは、巻き戻すこともあり得るかもしれません。

次は税制改革案が議会で審議されるのではないかと思います。今後も注目です。

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