2017年12月26日
英国のEU離脱までの現状
記事を書いた人:岡ちゃんマン
3月9日~10日の間でEU首脳会談があるので、首脳会談の場でリスボン条約50条を宣言するのではないかと思われていましたが、むつかしい状況になってきました。
そこで、EU離脱までの流れと問題点をまとめてみました。
現在は英国上院議会で承認が下りずに修正案になってしまい下院に差し戻されている状態です。
本来であれば、すんなりと上院議会は承認されて3月9日のEU首脳会談で宣言する予定でした。
EU離脱までの問題点
①3月末までに離脱宣言ができるかどうか?
これは何とか間に合いそうではあるものの、少しでも遅れれば4月以降になる可能性もあり!?
② 600億ユーロの慰謝料問題
EU側は離脱の慰謝料として600億ユーロを支払うべきと主張。
英国側は慰謝料を払う法的義務はないと主張。
この問題が解決しない限り離脱交渉が始まらない可能性もあり!?
③スコットランドや北アイルランドの独立問題
北アイルランドは先日議会選挙があり独立派が議席数を伸ばしています。
スコットランドは独立に向けて住民投票を準備しています。
④2年間の交渉期間でどこまで離脱案がまとまるかが疑問
お互いよく思っていない状態での交渉になるので、2年でまとまらないと貿易ができない状態での離脱もあり得る!?
現在浮上している問題点を挙げてみました。
一つでも悪い方向に向かうとポンドが売られると思われます。
注意して見ていきたいと思います。