2018年1月3日
2018年各国注目点まとめ(欧州編)
記事を書いた人:岡ちゃんマン
◎欧州
・ドイツ連立政権交渉の行方
2017年ドイツ議会選挙で、メルケル首相は第1党を維持したものの、過半数を確保することはできませんでした。政権を維持するための連立交渉が苦戦しています。年が明けて連立交渉が進展するかどうか注目です。
・イタリア選挙
3月4日に予定されているイタリア議会総選挙の状況が気になります。
現在は、過半数を確保出来そうな政党は見当たりません。
ここから、どこの政党が出てくるかが注目ですが、保護主義政党や反EU政党が躍進してこないかが心配です。
・カタルーニャ州独立問題
昨年末に行われたカタルーニャ州議会選挙の結果では、独立派の政党(3党)が過半数の70議席を獲得しました。
今後のスペイン中央政府とカタルーニャ州議会と独立派の動き次第では、EU崩壊リスクの火種になりそうな予感はあります。
・英国とのBrexit交渉
EU側から見たBrexit交渉の懸念は、英国が抜けることによる負担金の穴埋めをどうするのか⁉
移行期間を設けるのか⁉
移行期間中は英国が負担金を払うのか⁉
・EU加盟国の経済と物価
ドイツ等の北ヨーロッパは、緩和政策により景気過熱状態・物価高の状況になり、早い緩和政策の終了を期待しています。
ただ、イタリアやギリシャ等の南ヨーロッパは緩和政策の継続を希望しています。
なので、南ヨーロッパが緩和政策の縮小・終了を受け入れられる程度に、経済や物価が上昇してくるのか注目です。
・緩和政策の終了と利上げ
上記の問題が悪化しない限りは、緩和終了に向けて動くと思います。縮小のペースや時期についての発言に注意していきたいと思います。
個人的な見解としては、今年の注目NO.1通貨だと思っています。
上記リスクが悪化しない限りは、景気・物価は上昇傾向!緩和政策縮小・終了方向に向かうと思われ、ユーロは買われやすい通貨と考えます。
なので、長期スイングトレード戦略の買い通貨に位置づけています。
ただ、スワップ金利がマイナスなのが難点です。