EU首脳会議(非公式)の途中経過

 

トゥスクEU大統領
「ブレグジットは両サイドともに妥協が必要」
「EUはバルニエ英EU離脱・欧州委員会首席交渉官を完全に支援する」
「ブレグジット交渉の正念場は10月18日のサミット」

ユンケル欧州委員長
「EU27カ国は英国の合意なき離脱の可能性を準備」

マクロン仏大統領
「英国の本日の提案は今のところは承認できない」
「チェッカーズ案は良く、メイ英首相の勇気ある一歩」

メイ英首相
「合意なき離脱の準備はしている」
「この交渉が難しいのは以前から話している」
「合意できることには自信がある」

 

やはり、、、まとまるわけない、、、

ただ、早くまとめて合意に向かいたいEU側と、それを逆手にとって出来るだけ有利に進めたい英国に見えてくる！

英国は、これから党大会が始まるので、妥協したような事は言えない！

欧州は、英国との交渉は早く終わらせて、EU内の問題に取り組みたい！

これが、現在の両国の思惑ではないかと思う。

今後のために、現在確認できている注目点をまとめてみた。

 

 

Brexitスケジュール

9月20日　EU首脳会議(非公式)

10月18~19日　EU首脳会議

11月13日？　臨時EU首脳会議

12月13~14日　EU首脳会議

10月と12月は定例のEUサミットです。　本来は10月のEUサミットがBrexit交渉期限でしたが、間に合いそうにないので11月に臨時のEUサミットを開催予定。　ここで交渉終了を目指している。

 

 

英国の注目点

9月23~26日　労働党大会

9月30日~10月3日　保守党大会

英国の党大会は、かなり重要！　党大会で重要発言が出たりするので注目。　

 

EUの注目点

9月27日　イタリア予算案概要発表

10月15日　イタリア、EUへ予算案提出

10月26日　イタリア格付け発表(S＆P)

11月30日　イタリア予算案、可否発表

2019年1月～　QE終了

5月23~26日　欧州議会選挙

10月末　ドラギECB総裁任期終了

 

・ハンガリー制裁(ＥＵ基本条約第７条に基づく制裁手続きの開始)

・難民問題

・トルコ問題

・スペイン内政問題

 

EUは上記以外にも、ECB総裁をはじめ要人の任期満了に伴う、要人入れ替えが予定されています。