2019年4月21日
GW前、平成最終週! さよなら平成! ~4月22日週の注目点とイベントスケジュール~
記事を書いた人:岡ちゃんマン
先週末から、今週月曜まで、イースター休暇で多くの市場で休場となっています。 先週金曜日なんかは、正月ですか!? というような値動き。 ほとんど動きませんでした。 1週間通しても、ほとんど動かない、何もしようがない相場でした。
今週はGW前なのと、政策金利発表が続くので、値動きやトレンドが出てきてくれることを期待しています。
また、今週は平成最終週です。 来週には、令和になります。 このようなときには、システム障害など懸念されます。 資金を分散させておき、業者間で両建てなど、リスク管理できる状況は作っておきたいと思います。
目次
◎今週の注目点
1)政策金利発表
カナダ政策金利
カナダは、経済データを見ると強弱入り混じっている状況。 ただ、原油価格が高値安定していることなどから、利上げ期待は残っているのではないかと思います。 米国は利上げ停止、欧州は景気後退が懸念され、利上げは先送り、オセアニアでは利下げ懸念が出ていることから、主要通貨で1番利上げに近いのがカナダではないかと思います。 今回利上げがなくても、声明文が強気かどうかも注目したいと思います。
日銀政策金利
日銀の目標である、物価上昇2%には程遠い結果が出ています。 消費増税もあることから、もう一段の緩和政策が噂されています。 また、政治的なことを考えると、不適切発言で大臣辞任など安倍政権の支持率は低下しています。 今週の日曜日で統一地方選前半・後半ともに結果が出ます。 統一地方選で自民党の結果が悪いようであれば、今年の夏の参議院選挙に向けて支持率獲得のため、景気対策をしてくるのではないかと想像できます。 このことを考えても、緩和政策(黒田バズーカ)が出てきてもおかしくないかなぁ…と考えてしまいます。
スウェーデン政策金利
スウェーデンでは、昨年12月に-0.5%から-0.25%に利上げしています。 利上げ後の経済データを確認する期間は十分に取れたと思います。 前回のCPI(消費者物価指数)は前年比1.9%と強い結果が出ています。 金利正常化のことを考えると、利上げをしてマイナス金利解除という選択肢もあると思います。 今回、利上げがある仮想化注目したいです。
トルコ政策金利
トルコでは、選挙混乱が続いています。 エルドアン大統領が、まさかの負けた選挙をやり直しに持っていくなど、やりたい放題です。 また、選挙前には流動性を枯渇させ、スワップ金利は跳ね上がり、トルコリラを売らせないようにしていました。 選挙後に、流動性を戻すタイミングでは、気づかれないようにしれっと利下げ(ステルス利下げ)を実施しています。 エルドアン大統領の影響力・支配力が落ちてきているのではないかと思います。 そのため、エルドアン大統領は影響力・支配力を取り戻すためにも、トルコ中銀への利下げ圧力は拡大しているものと思われます。 トルコ中銀は圧力に耐えられるのか!? 注目です。
2)GW前の動き
スワップポイント
今週は、各FX会社・証券会社でGW(10連休)分のスワップポイントが振り分けられます。 1日で11日分付くところもあれば、3日分と9日分など2日に分けて付くところもあります。 マイナススワップの時には、大きな損失になる場合もあります。 また、スワップ金利の付き方の差を使って、アービトラージという手もあります。 このことは羊飼いさんもツイートしていることから、通常の動きとは違う値動きになることも考えられます。 要注意です。
反響が大きかったので、前回調査したドル円以外の通貨ペアである、ユーロドルと豪ドル円に関しても調べてみました!
★ゴールデンウィークのスワップ金利★ユーロドル&豪ドル円版![なんと、ドル円とは違う日に11日分] https://t.co/lxvgCzsWwI https://t.co/IjGAXD1E2m— 羊飼いFX★ (@hitsuzikai) 2019年4月19日
日本人手仕舞い
GW前に利益確定をする動きが出てくれば、株価などの下押し圧力になることもあります。 ただ、海外勢が買いに来ているとの情報もあります。 大型連休前なので、ポジション調整・手仕舞いの動きが出てくることは考えられます。 急変動には要注意です。
3)日米首脳会談
日米首脳会談が予定されていますが、注目は為替条項です。 どうしても、米国側は為替条項を出してきたいようなので、どこまでかわしていけるか注目です。
また、そろそろ為替報告書が出てきてもおかしくないと注目しています。 今回の報告書では、米中協議の最中で微妙な時期なので、報告書で中国をターゲットにはしづらいのではないかと思います。 ということで、今回の報告書では、日本がターゲットになりそうな気がします。 為替報告書で日本をターゲットにして、それを理由に為替条項ということもあるのかなぁ…なんて想像してしまいます。 どちらにしても出てくれば円高に動く可能性があるので要注意です。
◎今週のイベントスケジュール
4月22日(月曜日)
イースターマンデー(オーストラリア、ニュージーランド、香港、ドイツ、スイス、フ
17:15 EUR フランスマーキット社PMI
23:00 USD 中古住宅販売戸数
4月23日(火曜日)
トルコ休場(国民主権と子供の日)
08:00 AUD 製造業・サービス業PMI
14:00 JPY 日銀CPI(消費者物価指数)
21:30 CAD 卸売売上高
22:45 USD サービス業PMI
23:00 USD 新築住宅販売戸数・リッチモンド連銀製造業・サービス業PMI
23:00 EUR ユーロ圏消費者信頼感指数
4月24日(水曜日)
北朝鮮・ロシア首脳会談
02:00 USD 2年債入札
10:30 AUD 四半期CPI(消費者物価指数)
15:45 EUR フランス企業景況感
17:00 EUR ドイツIfo企業景況感
17:00 EUR ECBマンスリーレポート
23:00 CAD カナダBOC政策金利・声明文発表
23:00 MXN メキシコCPI(消費者物価指数)
23:30 USD 原油在庫量
4月25日(木曜日)
オーストラリア・ニュージーランド休場
日米首脳会談
00:15 CAD ポロズBOC総裁記者会見
02:00 USD 5年債入札
12:00前後 JPY 日銀金融政策・声明文発表
15:30 JPY 黒田日銀総裁記者会見
16:00 SEK スウェーデン消費者信頼感
16:30 SEK スウェーデン政策金利発表
20:00 TRY トルコ政策金利発表
21:30 ECB デギントスECB副総裁発言
21:30 USD 耐久財・コア耐久財受注
4月26日(金曜日)
日米首脳会談(為替条項の導入議論)
02:00 USD 7年債入札
07:45 NZD NZ貿易収支
10:30 AUD PPI(生産者物価指数)
15:45 EUR フランス消費者信頼感
16:30 SEK スウェーデン小売
17:00 CHF ジョーダンSNB総裁発言
17:00 EUR レーン・フィンランド中銀総裁発言
21:30 USD GDP(速報値)
23:00 USD ミシガン大学消費者信頼感指数
4月27日(土曜日)
日米首脳会談
02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント
4月28日(日曜日)
スペイン総選挙