2018年11月7日
NZドル買い戦略、驚きの強さ! NZ失業率発表 ~11月7日NZドル買い戦略~
記事を書いた人:岡ちゃんマン
◎戦略と保有ポジション
NZドル買い戦略
NZD/JPYのLongポジションを保有中
本日発表の失業率が、驚きの強さ!
四半期失業率(前期比):3.9% (予想:4.5%) 驚きの3%台が出てきました。
失業率5%を下回ると安定的、4%を下回ると完全雇用ではないかと言われています。 米国が利上げを始めたときも4%台でした。 そんな中、予想を大幅に上回り、3.9%という結果が出ました。 この結果が一過性かどうかによりますが、物価上昇率次第では利上げが始まってもおかしくないレベルの数字だと思います。
日足チャートでは、WWボトム!? Wボトムを2回繰り返して、抑えられていたレジスタンスラインをブレイクしました。
週足チャートでは、下落チャネルからブレイクしています。
また、週足チャートで見ても分かるように、NZドルは安値圏にあります。 チャートを見る限り、上昇していきそうな雰囲気はあります。
◎今後の見通し
RBNZの政策金利発表が明日に予定されています。 コンセンサスは政策金利1.75%に据え置き。 同時に発表される声明文が注目です。声明文で注目されそうな重要な指標は以下にまとめています。
まず、前回までの失業率と雇用者数。 失業率は、安定的に4%台をキープ。 今回は、3%台に載せてきています。 雇用者数も順調です。 NZ政府が中銀改革案の1つに掲げていた、雇用の最大化(雇用と物価のデュアルマンデート)はクリアできているように感じます。
物価目標については、物価を年率1~3%のバンド内に誘導、中心の2%を目指しています。 消費者物価指数(前年比)を見てみると、若干2%を下回っていますがバンド内には収まっています。
なので、利上げと言われれば、納得いく数字は出ていると思います。 あと、利上げまでには何が足りないのか? 先の景気見通しをどのようにみているのか? 利上げ時期をどのように考えているのか?
明日の声明文で見極めたいと思います。 強気、タカ派な内容であれば週足チャートの青ライン”83.00”くらいまで上昇してくるのではないかと見ています。