1月31日の記録室 ~株価と金利と要人発言~

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2024年2月1日

1月31日の記録室 ~株価と金利と要人発言~

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

目次

◎昨日の注目点

 

・日銀金融政策決定会合における主な意見(1月22-23日分)では、正常化に向けた議論が今後本格化することが示され、本邦長期金利の上昇とともに為替では円買いが強まった

・豪消費者物価指数(CPI)が総じて予想を下回り、豪ドル売りが強まった

・フランスの1月消費者物価指数(CPI)と12月卸売物価指数(PPI)が市場予想を大幅に下回る結果となり、欧州中央銀行(ECB)の早期利下げの思惑が強まった

・1月独消費者物価指数(CPI)速報値は前年比で市場予想をわずかに下回った

・1月ADP全米雇用報告や10-12月期米雇用コスト指数、1月米シカゴ購買部協会景気指数が軒並み予想を下回ったことが分かると、米長期金利の低下とともに全般ドル売りが先行

・「月末のロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングに絡んだ円買いのフローが入った」との指摘がありドル円は売りが進んだ

・米連邦準備理事会(FRB)は今日まで開いたFOMCで市場予想通りFFレートの誘導目標を5.25-5.50%に据え置くことを決めたと発表し、声明では雇用や物価について「リスクのバランスが改善している」と評価したほか、前回までは追加の引き締め策を決定する際の条件を記していたが、今回はその表現を外し「追加利上げの可能性が極めて低くなった」ことを示唆し

・「インフレが持続的に2%に向かっているとの確信が深まるまで、利下げは適切ではない」との見解を示し、FRBがすぐに利下げに転じるという市場の見方をけん制する表現を新たに盛り込んだ

・パウエルFRB議長がFOMC後の会見で「適切であれば金利を長期間維持する用意がある」「3月利下げの可能性が高いとは考えていない」などと発言。FRBの早期利下げ観測が後退し、ドルを買い戻す動きが広がった

 

 

 

 

 

 

 

 

◎昨日の主要通貨強弱グラフ

 

 


2月1日7:00時点

 

 

 

 

 


2月1日7:00時点

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◎昨日の株価

 

 


2月1日7:00時点

 

 

 

 

 

 


ダウ平均日足チャート

 

 

 

 

 

 

 


S&P500日足チャート

 

 

 

 

 

 


ナスダック日足チャート

 

 

 

 

 

 

 


日経225日足チャート

 

 

 

 

 

 


日経500日足チャート

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◎各国長期金利

 

 


米2年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


米10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 


日10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


ドイツ10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 


イタリア10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


スペイン10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 


ポルトガル10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 


ギリシャ10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


イギリス10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


フランス10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 


トルコ10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


南ア10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


ブラジル10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


メキシコ10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


カナダ10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


オーストラリア10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


ニュージーランド10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◎商品先物・インデックス先物

 

 


ドルインデックスチャート

 

 

 

 

 

 

 


VIX指数チャート

 

 

 

 

 

 


WTI原油価格チャート

 

 

 

 

 


金価格チャート

 

 

 

 

 

 


銀価格チャート

 

 

 

 

 

 


銅価格チャート

 

 

 

 

 

 

 


鉄鉱石価格チャート

 

 

 

 

 

 


CRB指数チャート

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◎昨日の要人発言

 

 

日銀金融政策決定会合における主な意見(1月22-23日分)
マイナス金利解除含めた政策修正の要件、満たされつつある
「物価目標の実現の確からしさ、具体的な経済指標で見極めていく段階に入った」
能登半島地震の影響は1-2カ月程度フォロー必要、経済への影響確認なら金融正常化可能と判断できる可能性
「物価目標の達成に現実味、出口の議論を本格化する必要」
「現段階からマイナス金利やYCCの解除について基本的考え方の対外説明は有用」

レーン欧州中央銀行(ECB)専務理事兼チーフ・エコノミスト
「ECBはインフレ率が2%に向かうというさらなる確信を必要としている」

米連邦公開市場委員会(FOMC)声明
最近の指標は、経済活動が堅実なペースで拡大していることを示している
雇用の増加は昨年初めから鈍化したが依然として強く、失業率も低いままだ
「インフレは過去1年間で緩和したが、依然として高止まりしている」
「委員会は雇用最大化と長期的な2%のインフレ率の達成を目指す
「委員会は、雇用とインフレの目標達成に対するリスクのバランスが改善されつつあると判断している」
「経済の見通しは不透明であり、委員会は引き続きインフレリスクに細心の注意を払っている」
「FF金利の目標レンジの調整を検討する際、委員会は今後のデータ、今後の見通し、リスクのバランスを慎重に評価する」
委員会は、インフレ率が2%に向けて持続的に推移しているという確信がさらに高まるまでは、目標レンジを引き下げるのは適切ではないと考えている
さらに、委員会は、以前に発表された計画に記載されているように、委員会は保有する米国債およびエージェンシーローン担保証券の削減を続ける
「委員会はインフレ率を2%の目標に戻すことに強く取り組む」
「金融政策の適切なスタンスを評価する上で、委員会は今後も入ってくる情報が経済見通しに与える影響を監視していく」
「もしも委員会の目標の達成を妨げる可能性があるリスクが生じた場合、委員会は金融政策の姿勢を適切に調整する準備がある」
委員会の評価は、労働市場の状況、インフレ圧力、インフレ期待、金融と世界の動向を含む幅広い情報を考慮する
「今回の金融政策決定は全会一致」

パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長
「政策金利は制限的な水準に十分入っている」
インフレは緩和した。それは非常に良いニュース
「経済活動は堅実なペースで拡大している」
労働市場は依然として逼迫。需要と供給のバランスは改善してい
「インフレは顕著に緩和したが、依然として目標の2%を上回っている」
「インフレ低下は歓迎。ただ継続的な証拠が必要」
「政策金利はサイクルのピークにある可能性高いと判断」
インフレが持続的に抑制されるとの確信が得られるまで、FOMCは利下げは見込んでいない
「適切であれば金利を長期間維持する用意がある」
年内のある時点で利下げの可能性が高い
「私たちが見ているものを裏付けるさらなる証拠を確認する必要がある」
「多くのディスインフレは商品セクターからもたらされている」
「成長の加速を問題とは考えていない」
「インフレに関するより良いデータを探している」
「今回の会合では利下げの提案はなかった」
「早すぎる動きや遅すぎる動きを防ぐためにリスク管理モードに入っている」
労働市場が予想外に弱まれば、確実に早期の利下げが必要となるだろう
「インフレが予想よりも強かったり、高かったりした場合は、後で行動する必要がある」
「ほぼすべての当局者が利下げが適切であると信じている」
いつ利下げするかについては大きな隔たりがある
「全体的に経済に関してはかなり良い状況だ」
3月利下げの可能性が高いとは考えていない
バランスシートに関する詳細な協議を3月に開始する予定

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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