2020年10月30日
10月29日の記録室 ~株価と金利と要人発言~
記事を書いた人:岡ちゃんマン
目次
◎昨日の注目点
・日銀は予想通り金融政策の現状維持を発表し、展望レポート
・欧州中央銀行(ECB)は定例理事会
・ラガルド総裁は理事会後の記者
・イ
・共和国宣言記念日の
・NY序盤に原油先物が前日比約6.6%
・7-9月期米国内総生産(GDP)
◎昨日の主要通貨強弱グラフ
◎昨日の株価
◎各国長期金利
◎商品先物・インデックス先物
◎昨日の要人発言
日銀声明
「当面は新型コロナの影響を注視、必要なら躊躇なく追加緩和」
「片岡委員、長短金利引き下げで緩和強化が望ましいとして反対」
黒田日銀総裁
「先行きの景気は改善基調をたどるが、ペースは穏やかなものにな
「消費者物価指数の前年比は当面マイナス圏で推移するとみられる
「経済・物価は感染症の影響を中心に下振れリスクの方が大きい」
「新型コロナの影響を注視し、必要なら躊躇なく追加緩和」
ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁
「回復の勢いは予想よりも早く失速」
「短期的な見通しは明らかに悪化」
「為替レートを含むすべての情報を評価する」
「新型コロナ危機収束までプログラム維持をコミット」
「データは第4四半期の活動が減速することを示唆」
「インフレは2021年初頭までマイナス」
「全員が行動を起こす必要性で一致」
「12月の理事会ではあらゆる手段を検討する」
「委員会は政策手段の微修正で作業している」
「本日の会合で政策手段の変更は全く議論しなかった」
「デフレリスクがあるとは全く思わない」
「ECBが12月に行動するということにほぼ疑いはない」
クドロー米国家経済会議(NEC)委員長
「経済対策巡る協議において、ペロシ米下院議長(米民主党)が主
ゲオルギエバ国際通貨基金(IMF)専務理事
「英GDPは2020年が10.4%減、21年が5.7%増と予
「英国には継続的な政策支援が不可欠」
「BOEは緩和を維持し、債券購入拡大の必要」
「マイナス金利のような手段は最も効果的な時期に導入することが
「英国は下振れリスクに直面」
トランプ米大統領
「航空業界への支援は続ける」
「ペロシ案よりも大規模な追加対策を望む」
ビルロワドガロー仏中銀総裁
「コロナ第2波は仏GDPの更なる低下につながる」
「第4四半期の成長は上半期ほど厳しい結果とならないことを期待
「経済再建は環境により優しい成長への移行を加速するだろう」
◎当面の金融政策運営について
1. 日本銀行は、本日、政策委員会・金融政策決定会合において、以下
した。
(1)長短金利操作(イールドカーブ・コントロール)(賛成8反
次回金融政策決定会合までの金融市場調節方針は、以下のとおりと
短期金利:日本銀行当座預金のうち政策金利残高に▲0.1%のマ
長期金利:10年物国債金利がゼロ%程度で推移するよう、上限を
(2)資産買入れ方針(全員-致)
長期国債以外の資産の買入れについては、以下のとおりとする。
①ETFおよびJ-REITについて、当面は、それぞれ年間約1
②CP等、社債等については、それぞれ約2兆円、約3兆円の残高
これに加え、2021年3月末までの間、それぞれ7.5兆円の残
2.日本銀行は、2%の「物価安定の目標」の実現を目指し、これ
マネタリーペースについては、消費者物価指数(除く生鮮食品)の
引き続き、①新型コロナ対応資金繰り支援特別プログラム、②国債
当面、新型コロナウイルス感染症の影響を注視し、必要があれぱ、
◎経済・物価情勢の展望(日銀展望レポート)
● 日本経済の先行きを展望すると、経済活動が再開し、新型コロナウ
● 先行きの物価を展望すると、消費者物価(除く生鮮食品)の前年比
● 前回の見通しと比べると、成長率については、サービス需要の回復
● こうした先行きの見通しについては、感染症の帰趨やそれが内外経
● リスクパランスは、経済・物価のいずれの見通しについても、感染