10月6日の記録室 ~株価と金利と要人発言~

TOP > ファンダ記録室 > 10月6日の記録室 ~株価と金利と要人発言~

2020年10月7日

10月6日の記録室 ~株価と金利と要人発言~

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

目次

◎昨日の注目点

 

・豪準備銀行(RBA)は政策金利および3年債の目標利回りをそれぞれ前回から据え置いたことを発表、一部市場では利下げを予想する声があったため、発表直後には豪ドル買いで反応するも、声明文の最終段落に「経済がさらに開放されていく中で、追加の金融緩和がどのように雇用を支えることができるかを引き続き検討」との文言が追加されると、次回会合での追加緩和観測が一段と高まったことから豪ドルは反落

・欧州市場序盤では一部報道で「欧州連合(EU)は英国側の譲歩を見込んで、ジョンソン英首相が設定した10月15日の交渉期限を無視する方針」と伝わりポンドドルは売りが優勢、その後「英国とEUの将来関係を巡る交渉で大きな進展があった」との報道が伝わると急速に下げ渋る展開となった

・NY午後に入り、米追加経済対策の成立期待から一時200ドル超上昇していたダウ平均が、トランプ米大統領の「11月の大統領選後まで追加経済対策の協議を中止するように交渉担当者に伝えた」とのツイートをきっかけに急落し一時420ドルまで下落幅を拡大させた

・パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は講演で「5、6月から景気改善のペースは鈍化」「支援が少なすぎると不必要なハードシップが発生する」「政策支援をやりすぎるリスクは小さい」「見通しは非常に不確実」などと発言し、改めて財政支援の必要性を訴えた

・原油先物相場はノルウェー沖合の石油・ガス田が賃金ストのため一部操業を停止したこと、大型のハリケーン「デルタ」が今週中にも多数の石油施設があるメキシコ湾岸を襲う可能性など、供給懸念か上値を伸ばし一時40ドル台に乗せた

 

 

 

 

◎昨日の主要通貨強弱グラフ

 

 


10月7日6:00時点

 

 

 

 

 

 

◎昨日の株価

 

10月7日6:00時点

 

 

 

 ダウ平均日足チャート

 

 

 

 S&P500日足チャート

 

 

 

 ナスダック日足チャート

 

 

 

 日経225日足チャート

 

 

 

 

 

◎各国長期金利

 

 米10年債利回りチャート

 

 

 

 日10年債利回りチャート

 

 

 

 ドイツ10年債利回りチャート

 

 

 

 イタリア10年債利回りチャート

 

 

 

 スペイン10年債利回りチャート

 

 

 

 ポルトガル10年債利回りチャート

 

 

 

 ギリシャ10年債利回りチャート

 

 

 

 イギリス10年債利回りチャート

 

 

 

 フランス10年債利回りチャート

 

 

 

 トルコ10年債利回りチャート

 

 

 

 南ア10年債利回りチャート

 

 

 

 ブラジル10年債利回りチャート

 

 

 

 メキシコ10年債利回りチャート

 

 

 

 カナダ10年債利回りチャート

 

 

 

 オーストラリア10年債利回りチャート

 

 

 

 ニュージーランド10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 

◎商品先物・インデックス先物

 

 ドルインデックスチャート

 

 

 

 VIX指数チャート

 

 

 

 WTI原油価格チャート

 

 

 

 金価格チャート

 

 

 

 鉄鉱石価格チャート

 

 

 

 銅価格チャート

 

 

 

 材木価格チャート

 

 

 

 

 

 

 

◎昨日の要人発言

 

 

オーストラリア準備銀行(RBA)声明
完全雇用への進展が見られ、インフレが2-3%の目標範囲内で持続可能と確信するまで利上げはしない
経済がさらに開放されていく中で、追加の金融緩和がどのように雇用を支えることができるかを引き続き検討
「オーストラリアの大部分の地域では回復が進んでいる」
「国内の回復は浮き沈みの多く、不均等なものとなる可能性が高く、生産高の水準が2019年末の水準に戻るまでにはしばらく時間がかかるだろう」
失業率は当初の予想よりも低い水準でピークを迎える可能性が高
財政・金融両面での支援はしばらくの間必要
市場では金融政策の更なる緩和の可能性があるとの見方が強まっている
「豪州の金融システムの流動性は非常に高く、借入コストは過去最低水準」
「豪ドルは、過去数年のピーク時の水準をわずかに下回っている」

ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁
「経済回復は不完全であり、不均一、かつ不確実性もある」
「完全な回復は2022年末まで見込まれない」
「ECBはあらゆる手段を活用する準備がある」
ECBはリバーサルレートには達していない

ブラード米セントルイス連銀総裁
「FRBは2021年末まで政策スタンスを変更しないだろう」
「7-9月期の米GDPは30%成長となる見込み」
「米失業率は年末までに6.5%に低下する見込み」

欧州連合(EU)筋
10月末とされる英との合意期限は11月半ばまで延長することが可能
漁業権などの解決にはまだ大きな障害がある
「直近の英との協議はこれまでで一番ポジティブであり、大きな進展があった」

南アフリカ準備銀行(SARB、中央銀行)
「金融緩和の効果が強くでるのは来年半ば」
「20年南アGDP見通しは8.2%減で維持」
「今年第3,4四半期に景気は大きく回復する」

パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長
「5、6月から景気改善のペースは鈍化」
「回復は予想よりも早く進んだ」
支援が少なすぎると不必要なハードシップが発生する
政策支援をやりすぎるリスクは小さい
「見通しは非常に不確実」
家計はおそらくより多くの財政支援を必要としている
マイナス金利は検討していない
「もし回復が鈍ければ、金利が低水準に留まる期間が長引くだろう
「FRBは資産価格に焦点を当てていない」

トランプ米大統領(ツイッター)
「15日にマイアミで予定されているバイデン氏との討論会を楽しみにしている」
ペロシ米下院議長(米民主党)は誠意を持って交渉していない
米追加経済対策についての協議を大統領選後まで中止する

ホワイトハウス
「大統領は劇的かつ迅速に回復している」
「まだ危機を乗り越えたわけではない」

エルドアン・トルコ大統領(メルケル独首相とのオンライン会談にて)
欧州連合(EU)サミットの決定はトルコとの地域問題を解決するには不十分

ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁
「景気は予想よりも早く回復している」
「失業率がパンデミック前の水準に戻るのは2023年以降」

アルメニア首相
アゼルバイジャンが同じようにするならば、ナゴルノ・カラバフについてアルメニアも譲歩する

ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表
「第一段階合意が実行されているため、対中貿易赤字は縮小している」
「8月の貿易収支は、他国よりも米の経済活動が強かったことを示している」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

RECOMMEND