10月8日の記録室 ~株価と金利と要人発言~

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2020年10月9日

10月8日の記録室 ~株価と金利と要人発言~

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

目次

◎昨日の注目点

 

・NZ準備銀行(RBNZ)関係者の発言が相次いで出たが、「低金利は効果的」「刺激策に積極的であるほうが良い」「マイナス金利に関して積極的に作業している」などと、どれもハト派内容の発言だったことでNZドルは下落

・様子見を誘っていた材料の米副大統領候補・討論会の開始後も株価の動意を促すような特段の発言は見受けられず、為替も限られた振幅にとどまった

・米航空会社と中小企業への給与支援策の可決をトランプ米大統領が要請したことが引き続き株式市場では好感され、堅調に推移し日経平均株価指数は一時260円近く上昇してコロナ後高値を更新

・9月10日に開催されたECB理事会の議事要旨では、「強いユーロは、金融緩和の効果を減じる」「ユーロ高に対する不透明感を避けるべき」などユーロ高に懸念が示されたことがユーロの重しに

・英国と欧州連合(EU)の自由貿易協定(FTA)を巡る協議への警戒感は根強く、ジョンソン英首相が設定した交渉期限の15日が近づく中、「協議は進展している」との報道が伝わる一方、漁業権を巡る両者の隔たりは依然として大きくポンドは神経質な値動き

・ペロシ米下院議長(米民主党)が記者会見で「包括的支援策なしに航空支援法案のみの通過はない」と発言すると、ダウ平均は一時マイナス圏に沈む場面もあったが、ペロシ氏が一部通信社とのインタビューで「包括的支援策への取り組みが保証されれば、議会通過は可能」との認識を示すとダウ平均はプラス圏を回

・ノルウェーの一部石油施設で続くストライキが規模を拡大する可能性など、供給懸念が高まるなかで原油相場は大きく反発

・トルコリラは、対円で13.32円、対ドルでは7.9461リラまでリラ最安値を更新

 

 

 

 

 

◎昨日の主要通貨強弱グラフ

 

 


10月9日6:00時点

 

 

 

 

 

 

 

◎昨日の株価

 

10月9日6:00時点

 

 

 

 ダウ平均日足チャート

 

 

 

 S&P500日足チャート

 

 

 

 ナスダック日足チャート

 

 

 

 日経225日足チャート

 

 

 

 日経500日足チャート

 

 

 

 

 

 

◎各国長期金利

 

 米10年債利回りチャート

 

 

 

 日10年債利回りチャート

 

 

 

 ドイツ10年債利回りチャート

 

 

 

 イタリア10年債利回りチャート

 

 

 

 スペイン10年債利回りチャート

 

 

 

 ポルトガル10年債利回りチャート

 

 

 

 ギリシャ10年債利回りチャート

 

 

 

 イギリス10年債利回りチャート

 

 

 

 フランス10年債利回りチャート

 

 

 

 トルコ10年債利回りチャート

 

 

 

 南ア10年債利回りチャート

 

 

 

 ブラジル10年債利回りチャート

 

 

 

 メキシコ10年債利回りチャート

 

 

 

 カナダ10年債利回りチャート

 

 

 

 オーストラリア10年債利回りチャート

 

 

 

 

 ニュージーランド10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 

◎商品先物・インデックス先物

 

 ドルインデックスチャート

 

 

 

 VIX指数チャート

 

 

 

 WTI原油価格チャート

 

 

 

 金価格チャート

 

 

 

 鉄鉱石価格チャート

 

 

 

 銅価格チャート

 

 

 

 材木価格チャート

 

 

 

 

 

 

 

◎昨日の要人発言

 

 

エバンス米シカゴ連銀総裁
さらなる資産買い入れの余地はあるが、今は必要性を感じない
「春までに労働市場が回復する良い考えがある」
「財政刺激策のタイミングは重要であり、遅れは経済を傷つける」

メドウズ米大統領首席補佐官
「トランプ米大統領は議会指導者と刺激策について話した」
「マコネル院内総務は航空支援の個別法案を検討する用意」

ペロシ米下院議長
ムニューシン米財務長官から電話があり、明日航空会社支援策について話し合う
包括的支援策なしに航空支援法案のみの通過はない
政権側が交渉の場に戻ることを望む
支援規模についてムニューシン米財務長官と合意できると信じる

NZ準備銀行(RBNZ)当局者
最近の金融政策はさらなる利下げに向けて動いている

NZ準備銀行(RBNZ)チーフ・エコノミストのYuong Ha氏
低金利は効果的
「刺激策に積極的であるほうが良い」
やらなすぎて遅すぎるよりも、やりすぎて早すぎるほうが良い

ホークスビーNZ準備銀行(中央銀行、RBNZ)総裁補佐
「インフレは今後2-3年は目標をはるかに下回ると見込む」

黒田日銀総裁
「わが国の景気は持ち直しつつある」
「当面、新型コロナウイルス感染症の影響を注視し、必要があれば、躊躇なく追加的な金融緩和措置を講じる」
「政策金利については、現在の長短金利の水準、または、それを下回る水準で推移することを想定」

ハリス米民主党副大統領候補
「米政権の新型コロナ対策は歴代政権で最大の失敗」
「新型コロナウイルスを米政権は隠ぺいした」
「トランプ米大統領の減税措置を撤廃し、増税そしてインフラ事業を進める」
「米国民に投資するとバイデン氏は言っている」

ペンス米副大統領
「バイデン氏の増税措置は驚くべきこと。それは経済を台無しにする」
「アメリカの雇用は失われる。そして中国に降伏することになる」

 

ベイリー英中銀(BOE)総裁
「新型コロナウイルス第2波が第1波のような経済的な悪影響を及ぼすとは思っていない」
「景気見通しのリスクは下方向」
「英国と欧州連合(EU)との通商合意の締結を望む」
「英国経済は、EU離脱により困難に直面する」
「BOEは、新型コロナウイルス第2波、第3波に対して、あらゆる措置を講じる」

デギンドス欧州中央銀行(ECB)副総裁
「ユーロ相場は、金融政策に間接的に影響を及ぼすが、レッドラインはない」
「新型コロナウイルス感染拡大でユーロ圏のインフレ期待が低下した場合、一段の措置を講じる必要がある」

ジョーダンSNB(スイス国立銀行)総裁
「スイスフランへの需要が弱まった場合、流動性供給を減らすことができる」

欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨(9月10日分)
7月以来、ユーロの上昇が顕著
強いユーロは、金融緩和の効果を減じる
「ユーロ高に対する不透明感を避けるべき」
「金融緩和策の継続が適切」
景気回復は対称的。製造業部門は堅調だが、サービス部門が低調
「目先のインフレ期待は低迷する見込み」
「インフレ率は、ECBの目標を下回ったままで低迷」
「新型コロナウイルスの感染拡大が不確実性を増幅している」

トランプ米大統領
委員会による第2回米大統領候補者討論会をリモートで行うとの発表は受け入れ難い
「討論会は対面形式で行いたい」

バルニエ欧州連合(EU)首席交渉官
15日の欧州連合(EU)首脳会議までに、英国との通商交渉が合意に達するとは思わない

マックレム・カナダ銀行(BOC)総裁
金融政策手段を拡大させるかは新しい問題の程度次第
マイナス金利に対する議論は積極的にされていない
「マイナス金利の可能性がないということではない」

ジョージ米カンザスティ連銀総裁
「新しいインフレの枠組みは2%を超える物価上昇に対する許容度
「量的緩和のガイダンスを示すことは重要」
「見通しはリスクがあることを警告」

メルケル独首相
「できるならば、22年から均衡財政に戻るべき」

メキシコ中銀金融政策議事録
「一部スタッフはインフレのリスクバランスが不確実性のままと指摘」
「大多数のスタッフが景気回復は困難で長期化し、不確実性の影響を受けると指摘」
「ここまでの経済持ち直しは外部セクターにより推進された」
「国営石油会社のペメックスの状況について、多くのスタッフが懸念を表明」

ロシア外務省
※ポーランドが露・天然ガス企業ガスプロムに罰金を科すと発表したことについて
「ポーランドの決定は欧州のエネルギー安全保障を脅かす」

ローゼングレン米ボストン連銀総裁
「現在は財政支援策がはるかに効果的」
「財政政策は厳しいダメージをを受けたところに的確に支援できる
「給与保証プログラムを延長することがとても必要とされている」

カプラン米ダラス連銀総裁
「労働市場を支援するために追加の財政出動が必要」
「FRBは財政政策に代わる手段を持ち合わせていない」

 

 

 

 

 

 

 

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