12月12日の記録室 ~株価と金利と要人発言~

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2024年12月13日

12月12日の記録室 ~株価と金利と要人発言~

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

目次

◎昨日の注目点

 

・11月豪雇用統計で、新規雇用者数が3.56万人増、失業率が3.9%といずれも予想より強い結果となり、豪準備銀行(RBA)の利下げ観測が後退したことで豪ドル買いが進んだ

・関係筋の話として「日銀は利上げを急いでいない」と再び報じられたことで、新発10年物国債の利回りが1.050%まで低下し一時円売りが進んだ

・スイス国立銀行(中央銀行、SNB)が政策金利の0.50%利下げ(予想は0.25%利下げ)を決定、予想よりも利下げ幅が大きかったことでフラン売りが活発化したが、シュレーゲルSNB総裁が定例記者会見で「マイナス金利の可能性は低くなった」と発言すると売りは一服し下げ幅を縮めた

・前週分の米新規失業保険申請件数が予想より弱い内容となったことが分かると円買い・ドル売りが先行したが、同時に発表された11月米卸売物価指数(PPI)が予想を上回ったことからドル売りでの反応は一時的となり、そのあとは底堅く推移した

・欧州中央銀行(ECB)はこの日の定例理事会で政策金利を市場予想通り0.25%引き下げることを決めたが、声明では前回までの「必要な限り金利を制限的に維持する」との文言を削除し、インフレ見通しを引き下げたことでユーロ売りが進んだ

・ラガルドECB総裁は理事会後の会見で「基調的なインフレ率は2%へ回帰する軌道にある」「成長見通しのリスクは下サイド」「インフレに関してはまだミッションは達成されていない」と述べた一方、「ECBはデータに依存し、会合ごとに決定する」と従来の説明を繰り返し、先行きの利下げについては示唆を与えなかった

・一部通信社が欧州中央銀行(ECB)関係者の話として「ECBは今後2会合で0.25%ずつの利下げを実施する見通し」だと報じている

 

 

 

 

 

◎昨日の主要通貨強弱グラフ

 

 


12月13日7:00時点

 

 

 

 

 

 


12月13日7:00時点

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◎昨日の株価

 


12月13日7:00時点

 

 

 

 

 

 

 


ダウ平均日足チャート

 

 

 

 

 

 


S&P500日足チャート

 

 

 

 

 

 


ナスダック日足チャート

 

 

 

 

 

 


日経225日足チャート

 

 

 

 

 

 

 


日経500日足チャート

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◎各国長期金利

 

 


米2年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


米10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


日10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


ドイツ10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


イタリア10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


スペイン10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


ポルトガル10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 


ギリシャ10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 


イギリス10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 


フランス10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


トルコ10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 


南ア10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


メキシコ10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


カナダ10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


オーストラリア10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


ニュージーランド10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◎商品先物・インデックス先物

 

 


ドルインデックスチャート

 

 

 

 

 

 


VIX指数チャート

 

 

 

 

 

 


WTI原油価格チャート

 

 

 

 

 

 

 

 


金価格チャート

 

 

 

 

 

 


銀価格チャート

 

 

 

 

 

 

 


銅価格チャート

 

 

 

 

 

 

 


鉄鉱石価格チャート

 

 

 

 

 

 


CRB指数チャート

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◎昨日の要人発言

 

中国商務部
「中国はトランプ政権の経済・通商チームとの接触や意思疎通にオープン」
「中国とオーストラリアは依然として技術的な協議を行っている」

スイス国立銀行(中央銀行、SNB)声明
「必要に応じて為替市場での活動も継続」
「基調的なインフレ圧力は今四半期も再び低下」
状況を注視し続け、必要に応じて金融政策を調整し、中期的にインフレ率を物価安定と整合的な範囲内に維持
「経済見通しに関する不確実性は最近数カ月で高まっている」
「2024年のインフレ率は1.1%と予測(従来は1.2%)」
「25年のインフレ率は0.3%と予測(従来は0.6%)」
「26年のインフレ率は0.8%と予測(従来は0.7%)」

シュレーゲル・スイス国立銀行(中央銀行、SNB)総裁
数カ月間、インフレ率がマイナスになる可能性がある
一時的である限り、インフレ率が0-2%の目標範囲を下回る弱さは許容できる
金利についてはまだ余地が残されている
「中期的なインフレ圧力は低下している」
さらなる利下げが必要になる可能性があると既に述べている
マイナス金利の可能性は低くなった
必要ならば3月会合で金利を調整するだろう

欧州中央銀行(ECB)声明
「ディスインフレのプロセスは順調に進んでいる」
スタッフは、総合インフレ率が2024年に平均2.4%、2025年に2.1%、2026年に1.9%、拡大されたEU排出量取引制度が運用される2027年に2.1%になると見込む
エネルギーと食品を除くインフレについては、2024年に平均2.9%、2025年に2.3%、2026年と2027年はともに1.9%と予測
「基調インフレのほとんどの指標は、インフレが理事会の中期目標である2%付近で持続的に落ち着くことを示唆」
「最近の金利引き下げにより、企業や家計にとって新規借入が徐々に容易になり、資金調達条件は緩和している」
「スタッフは、経済が2024年に0.7%、2025年に1.1%、2026年に1.4%、2027年に1.3%成長すると予測
「時間の経過とともに、金融引き締め政策の影響が徐々に薄れ、需要回復を支える」
「インフレが2%の中期目標で持続的に安定することを確実にすることを決意」
「ECBはデータに依存し、会合ごとに適切な金融政策スタンスを決定するアプローチに従う」
「金利決定は、入手する経済および金融データ、基礎的なインフレの動向、金融政策の伝達の強さを考慮したインフレ見通しの評価に基づいて行われる」
「特定の金利経路を事前にコミットしない」

ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁
「最新のデータは経済の勢いが失われつつあることを示唆」
「経済は時間とともに回復するはず」
「経済は以前よりも緩やかに回復する」
「労働市場は引き続き堅調」
「政府は成長を促進する改革に注力すべき」
基調的なインフレ率は2%へ回帰する軌道にある
「インフレは短期的には現在の水準付近で変動」
「成長見通しのリスクは下サイド」
「貿易摩擦はインフレ見通しを不確実にし得る」
地政学的な緊張はインフレを押し上げる恐れ
「インフレに関してはまだミッションは達成されていない」
「0.25%の利下げは正しい動きだったという点で全体的に合意
「利下げは理事会メンバー全員が支持」
0.50%の利下げを検討する意見もあった
「インフレ率は中期的に2%に達する軌道に乗っている」
「インフレリスクは双方向でない」
「インフレ率は来年に2%に落ち着くだろう」
「ECBはデータに依存し、会合ごとに決定する」
中立金利は正確には決められない

中国中央経済工作会議
「人民元レートの基本的な安定を、合理的かつ均衡のとれた水準に維持する」
「不動産用地の新規供給を合理的にコントロールし、商業住宅ストックの取り扱いを推進する」

トランプ次期米大統領
法人税を15%まで引き下げる
「暗号資産(仮想通貨)について何かすごいことをやるつもり」
私にとって株式市場が全て、非常に重要

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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